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本当に悩ましいヒトの問題

税金よりもヒトに悩む

「従業員がすぐに辞めていく」
「募集をかけても、なかなか人が集まらない」

こうした悩みは本当によく聞きます。

お話を聞くかぎり、「税金が高くて、、、」といった
悩みよりも、はるかに大きい悩みだと感じています。

ヒトに悩まない会社の特徴

一方で、働きたい人が順番待ちを
しているのでは、と思うほどに
次から次へと採用が決まり、
そして従業員に愛社精神が溢れ、
活気のある会社もあります。

こうした会社に傾向として感じるのは、
「経営者が一代で築いた会社で、
自身に強烈なカリスマ性がある」
ということです。

こればかりは先天的なものも作用します。

そして、それまでに圧倒的な結果を出してきた
ことによる、信頼性も寄与するでしょう。

一朝一夕にどうにかできる資質ではありません。

ヒトの問題について取り組むべきこと

だとするならば、現状において
採用に苦しみ、人の入れ替わりが
継続して続く会社は、どういった
対策を取ればいいのでしょうか。

おそらく、一発逆転のウルトラCはありません。

一気にひっくり返すことは難しくても、
できることから少しずつコツコツと
取り組むことしかないのではないでしょうか。

では、何に取り組めばいいのでしょう?

それは、『会社(代表)の理念や考えを発信する』

これだけです。

まず最初にやるべきことは、
人材紹介会社に連絡をするのではなく、
自身で発信していくことです。

人材紹介会社やハローワークに
連絡するのは、このあとです。

発信はHPではなくブログやSNSで

ウソ偽りは絶対にダメ

ただし、会社のHPに『経営理念』を
掲げるだけでは不十分です。

そんなの、誰の目にもとまりません。

Twitter、FacebookといったSNSや
ブログといった発信ツールを利用して、
ひたすら発信し続けることです。

このときに、人のウケをよくしようと
意識すると、内容にウソ偽りや
誇大表現が含まれるおそれがあります。

これが一番ダメです。

内容に一貫性がないと築き上げた
信頼を一気に失うことになります。

ほしいのは共感

自社(自分)に正直に、
あらゆる物事について
自ら感じることを
発信していきます。

そうすれば、そこに共感した人は
わが社に興味を持ってくれます。

そう、ほしいのは“共感”なんです。

その人自身が働きたいと思うかもしれませんし、
もしくはその人が広報となって、わが社のことを
知り合いに広めてくれるかもしれません。

ここまで行動に反映されるのは、
発信した情報を読んだ人が
1,000人いたとして、きっと
1人か2人くらいでしょう。

効率の面からいけば、
速効性はありません。
遅効戦略です。

しかし、これをしておかないと、
のちのち悲劇を生むリスクが
高まります。

伝わっていないリスク

それはどういったリスクかというと
「会社と従業員の意識のズレ」です。

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ここが大きくズレてしまうと、
せっかく採用しても長続き
しないことが目に見えています。

会社のありたい姿を従業員が
共有していないと、さまざまな
場面で軋轢が生じます。

すぐに退社とまでいかなくても、
わが社に全力で貢献してくれるか
と言えば、そうならないでしょう。

大企業であれば、
毎年何百人と採用して
そこからふるいに
かけていくことも
できるかもしれませんが、
中小企業でそれは
資金的・体制的にムリです。

どうしても、一度の採用では、
1人から数人程度になります。

その限られたヒト資源の中で
ズレを感じた人が出てくると、
わが社としては大きな痛手を
負うことになります。

ですので、ヒトが入社する前に
将来のリスクを軽減するために
できることはやり切って
おくべきです。

それが、理念(考え)の発信なんです。

発信し続けることで、
わが社の理念に共感できる人が
入社する仕組みを作りたいのです。

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発信することで覚悟が決まる

また、わが社の姿勢を発信することで、
覚悟が決まります。

わが社とズレのあるヒトの採用を
踏みとどまらせる効果もあります。

発信したことに反した意思決定は
行いにくいです。

自身への背徳行為だからです。

頭の中で考えているだけで
発信していない状態よりも
発信し続けている状態の方が
その自身の言葉にコミットします。

バランスよく取り組む

上述した方法は、途中でも書いたように
遅効性のものです。

こうした発信が世の中に響くには
おそろしいほど時間がかかるでしょう。

また、単独でヒトを引き寄せるチカラは
それほど大きくありません。

効果的な使い方としては、
ハローワークや求人広告と
並行してこうした取組みを
行っていくことです。

ハローワークや求人広告を見て
応募してくる人の中には、
会社名で検索してあらかじめ
その会社の情報を知ろうと
してくれる人もいます。

また、見ていなかったとしても、
面談に進む前に見てもらうように
促すことで、相手に事前理解を
してもらうことができます。

そうすれば、ミスマッチは
ある程度防げるでしょう。

どうしても、面談の口頭で
わが社の理念や考えを
伝えようとしても、
限界があります。

面談される側も、落ち着いて
その内容を考える時間もなく、
ただ言葉だけが通り過ぎます。

そうしたことがミスマッチという
悲劇を生む要因になりかねません。

両者がハッピーになるためにも、
ミスマッチを防ぐ手立てとして
情報発信をオススメします。

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【編集後記】
今朝はJRで人身事故、で
振替輸送の阪急電車でも
人身事故。
と、阪神間の交通が
大きく乱れたようです。
本試験でも起きないとは
かぎりません。
受講生の方は、会場への
アクセス手段を複数
用意しておきましょう。

【昨日の一日一新】
すりらんかごはんハルカリ

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■ 石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。