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私ができなかった早期合格のためにやればよかったと思っていること。

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税理士試験への挑戦が終わるとき

税理士試験に限らず、多くの資格試験に挑戦した場合、
最終到達地点は2つしかありません。

「合格する」か「あきらめる」か。

試験ですので、とうぜん合わないこともあるでしょう。
そんなときは路線変更も必要になってきます。
引き際の見極め、これって始めるよりも難しいです。
言い換えれば、いつまで挑戦し続けるか。

税理士試験は年齢制限も受験回数制限もないので、
「受かるまで挑戦し続ける」ことも可能です。
これがけっこう残酷だったりします。

近年、簿財(特に財表)の合格率が高めに推移していることもあり、
最初の科目合格へのハードルは昔に比べると少し下がっています。

そして、科目ホルダーになるといっそう引き返しにくくなります。
その結果、抜き差しならない状況が続いてしまったりします。

実際のところ、1科目合格できたのであれば、
頑張り続ければ5科目合格は絶対に可能です。

しかし、それが許される時間までに達成できるかどうか、
こればかりはわかりません。

ですので、撤退戦略も立てておいた方がいいのです。

そして、撤退戦略を立てておくことが自らに締め切りを
意識させることになり、結果的に早期合格に繋がります!

早期合格の秘訣は撤退を視野に入れた目標の設定

税理士試験にこれからチャレンジされる方は、
「〇年で5科目合格」だけでなく、目標をもっと手前にして
「〇年で3科目合格」とか「1年で1科目合格」という風に
具体的に決めておきましょう。
(もちろん「最後まで諦めない」という目標もありです)

そして、これができなかったときは撤退を検討する、と。

このあとは合格すること以外考えないことです。

どれくらい勉強すれば合格できるかを認識して、
それを実行するだけです。

どれくらい勉強すればいいかは、勉強時間を目安にせずに
専門学校のカリキュラムに頼ってください。

カリキュラムどおりに勉強が進められていれば、
合格するために十分なペースで進んでいます。

カリキュラムに後れを取っていないかどうかの判定は、
TACの講義を受講されているのであれば、
ミニテストや実力テスト、演習で行ってください。

これらで満点を取り続けることです。

「えー、満点なんてムリっす」という声が聞こえてきそうですが、
満点を取るタイミングは、テスト実施時でなくてかまいません。

1週間以内に解き直して満点が取れればそれでオッケーです。

一度経験している問題だけにそこまで難しくありません。

これを徹底するように、毎年講義で言い続けています。
しかし、これを素直に実行している人は私の知るかぎり
それほど多くありません。

もったいないですよね、お金と時間を費やしているテストです。
何度でも何度でも使わないと・・・。

授業を受けていると、毎週のように難題が降りかかってきます。
そんなとき「少しくらいできなくてもいっか」ではダメです。

その積み重ねが、弱点を生み出します。
全部マスターしないとダメなんです。

事前にマスターできていなくても大丈夫。
事後でいいので、必ずフォローしていきましょう。

目標の定期的な見直しはオッケー

ただし、目標は適宜見直していくことも大切です。

なぜなら、勉強を始める前には見えなかったものが
勉強を始めると見えてくるからです。

目標の修正は決して悪いことではありません。

悪いのは、目標を設定しないこと、
そして、目標を他人任せにすること、です。

自分で進む道を選択して自力で歩むべきでしょう。

目標は立てた時点で可視化しておこう

ときとして、当初思い描いた受験の道を、
思い描いたペースで進めないことも出てきます。

そのときに生じるぶれや悩みから脱出するのに
大きな支えになるのが「自分で決めた目標」です。

自分で決めたんだからやるしかない、ってきっとなれるはずです。

しんどいときには、それを思い出すのが難しいかもしれません。
設定したらその日のうちに紙に書いておきましょう。
そして、それを手帳に挟んだり、扉に貼っておきましょう。

それを定期的に眺めるだけでも気合いの入り方が変わってきます。

私ができなかった早期合格、みなさんはぜひ達成して下さいね。

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【編集後記】
昨日の講義の前に、昨年の消費税の受講生が
合格の報告のために来てくれました。
この瞬間がたまらないですね。

【昨日の一日一新】
東京都にエルタックスで申告

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。