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経営理念について、やっぱり重要ではないかと思うのです。

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“エルクコーヒー”にて

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経営理念とはいったいなに?

経営理念とは、いったいどういったものでしょうか?
言葉を分解して、意味を考えてみます。

経営とは、
事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って
実行に移し、事業を管理・遂行すること。

理念とは、
ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。

とあります。

つまり、経営理念とは、
「事業を管理・遂行するうえでの根本の考え」
と定義することができます。

言い換えれば、「時代と共に事業規模や領域は変われども
決して変わることのない事業活動の拠りどころ」です。

なぜ重要と考えるのか(社員編)

経営理念があると、
社員は会社の行う事業の社会的意義を見いだすことができます。
そして、その会社の方向性を知ることができます。
また、日々の業務の中での判断基準を手にすることとなります。

もし社員が、自社の事業の社会的意義がわからず、
方向性を共有することもなく、行き当たりばったりの
判断をしたり判断が遅れるとどうなるでしょうか?

まちがいなく、事業は立ちゆかなくなります。

社員のベクトルを統一するためにも、
経営理念を策定する意味があります。

なぜ重要と考えるのか(経営者編)

経営者は、日々何らかの判断を下します。

常に冷静な思考の下で適切な判断を下すことができれば
よいのですが、目が回るような多忙な時間を過ごす中で
未経験の分野の話がやってきた場合などにおいては、
時として判断に悩み、結論を出すのに時間がかかり、
ストレスがかかります。

こんなとき、自らの事業に対する筋の通った経営理念を
作っている場合には、その理念の下で筋の通った判断を
下すことができます。

事業規模にかかわらず、経営者には判断を下す事例が
次から次に必ずやってきます。

理念の策定には時間はかかるかもしれませんが、
今後の時間、ストレス、判断ミスのリスクを考えれば、
決して非効率な時間にはなりません。

しっかりと時間を投入して理念を策定すべきでしょう。

できれば起業時までに策定したい

策定時期については、早ければ早いほどいいです。

とくに、美容サロンや飲食店、クリニック、治療院といった
来客型サービス産業の場合、通常は事業開業時に
(内装等の)大規模な設備投資を行うことになります。
もし起業を考えた時に経営理念を策定すれば、
内装設備などにも理念を通すことが可能になります。
これらの設備は高額になりがちですし、やり直すには
営業に制限を要することも少なくありません。
作ってしまったあとでは、簡単に手を加えられないのです。

また、社員登用においてもミスマッチリスクを軽減できます。

どういった事業においても早めに策定することを進めますが、
とくに上記の理由から、来客型サービス産業をされる事業者には
起業のタイミングでの経営理念の策定をオススメしております。

ではでは。

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【編集後記】

一月から日曜日のロング講義が始まりました。
四月末までの消費税速修クラスを担当します。
通常クラスの倍のスピードで進むので、
論理的思考がよりいっそう大切になります。
五月の直前期には通常クラスに合流するため、
それまでに消費税思考をしっかりと伝授します。

【一日一新】

gammaのレザーグリップ巻き上げ
SONYのSmartTennisSensorセットアップ

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。