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納税協会の確定申告相談会場で背筋が伸びた、というお話。

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納税協会主催の確定申告相談会

納税協会主催の確定申告相談会に従事しました。
昨年から引き続き、2年間の委託業務となります。

私が担当した地区の納税協会主催の相談会は
2月後半から平日毎日、税理士が2人ずつ配置され、
1人は手書き申告を、1人はe-Taxでの申告を
サポートします。
ちなみに、聞いた話では、基本的に若い方の税理士が
e-Taxを担当するように配置されるとのこと。
どちらを担当するかは事前にきちんと書面通知があります。

私は昨年に引き続き、手書き担当となっていました。

朝から一悶着

当日会場に行くと、もう一人の税理士さんが
すでに到着されていました。
かなり高齢な方でしたので、e-Tax担当で
大丈夫かな、と思っていると、
隣のブースが慌ただしい様子になり、
納税協会の職員の方が困った感じです。

どうされましたか?と尋ねると、その税理士さんが
「わたし、事務所でもe-Taxとかしたことないのに、
今日来たらe-Tax担当になってましてん。かなわんわ〜」と。

(石田の心の声)
いやいやいやいやいやいや、、、
e-Tax担当になるっていうことは
事前に書面で通知されてましたやん。

けっきょく私がe-Tax担当になり、
その方が手書き担当になりましたが、
その方は昼の休憩のときにも、
「何がどう間違えて、私がe-Tax担当に
なったんや〜」とぼやく始末。

問題の所在はe-Taxにあらず

e-Tax自体が取っつきにくいところはあるので、
e-Taxできないという点は問題だと思いません。

e-Taxできなくても、税理士業務はできますし、
むしろe-Taxは得意だけど、税金も会計も苦手です
っていう税理士がいたら、そっちの方が問題です。

問題は、事前に通知されていたにも関わらず、
当日までなんらアクションを起こしていなかった点。
にもかかわらず、職員の方の前で上の発言をした点。
おまけに協会側でなんとかして的な態度も見え隠れ、、、

e-Taxができないことへの後ろめたさもありつつ、
できないことへの気まずさからの言動とは思いますが、
ちょっと配慮が足りないのでは?と思いました。

反面教師っていう発想は素晴らしい

そうぼやきたくなる気持ちはよく分かります。
そして、名誉のために書いておきますが、
その後、その方は納税者の方からの
フランクな相談にもとても丁寧に応じられ、
手書きの申告書を作成されていました。

ただ、それでも、協会と税理士が一体となって
納税者の方の相談を受け、申告業務をするという
相談会の場において、上記の言動はいただけません。

普段交流のない税理士をむかえての相談会運営で、
協会の方はきっと慣れない準備もしてくださって
いたと思うのです。
それを思うと、多少のやりにくさがあったとしても、
一つのチームとして最善の対応策を共に考える
方向であるべきでしょう。
そういった意味で、少し視野が狭すぎます。

こうした点への配慮を欠く人とは一緒に
仕事したくないな、と思ったと同時に、
こういった言動を気づかないうちに
自分がしてしまっていないかどうか、
背筋を伸ばすいいきっかけになりました。

「何事からも学ぶことが大切だ」と
先輩講師が教えてくださったおかげで、
昔よりはイラッとすることなく
糧にできているように思います。

考えてみると、自分がポジティブに感じることから
学ぶことは簡単です。
しかし、それに留まらず、ネガティブなことからも
学んでしまう。それを促してくれるのが
“反面教師”っていう言葉。
これって素晴らしい発想の転換ですよね。

身の回りで起きる出来事に対してどう向き合うか、
これってとても大切なのではないでしょうか。

まだまだ感情に流されることも多いので、
あえてこんなことを記事にしてみました。
いっそう気をつけます!

ではでは。

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【編集後記】

さぁ、確定申告もいよいよラストスパートに。
来年こそ、自分の申告から始めよう・・・。

【一日一新】

スタバ「ハニーオレンジケーキ」
サーブの連続写真作成

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。