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このドロー(Final)に日本人選手の名前が入る日が
やってくるとは思いませんでした。

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同世代のライバル対決

ついにこの日がやってきました。
USオープン男子シングルスファイナル、
相手はクロアチアのチリッチ選手です。
かつては、フェデラー時代を脅かす期待の若手として、
デルポトロらと名を連ねていました。
昨年、禁止されている興奮剤の陽性反応が
出たことにより4ヶ月の出場停止処分を受け、
一時期ランキングを落としたものの、
ふたたびツアーに戻ってきて活躍を続ける
強力なサーブが武器の実力者です。
この同世代のライバルと決勝での対決です。
しびれますね。
錦織選手にはマイケル・チャンが、
チリッチ選手にはイバニセビッチが、
それぞれコーチについているのも往年の
テニスファンには感慨深いものがあります。

躍動感が影を潜めた錦織選手

結果はご存じのとおり、3−0でチリッチ選手が
勝利をおさめ、グランドスラムタイトルを
初めて獲得しました。
錦織選手は今までの試合と比べてやや硬く、
躍動感に欠けていたように思います。
これまで入っていたストロークが微妙に
アウトしたり、ネットしたりしてましたね。
コースもいつもより甘かった気がします。
試合後のインタビューで、「ずっと迷走している
感じだった。全く先が見えなかった。正直、
(相手が)フェデラーの方がやりやすかった
かもしれない」と言っていました。
対戦成績で上回る同世代との対戦は、必要以上に
彼をナーバスにしたのかもしれません。

チリッチ選手にみえた努力の結晶

優勝したチリッチ選手は、勝利インタビューの中で
「ハードワークの成果だと思います」
「とても重要なことはテニスを楽しむことです。
それをゴラン(イバニセビッチ)が教えてくれました」
「頑張ればこのように優勝できるということを
示すことができたと思います」
そのとおりだと思います。
けっして器用ではない、美しくないフォームですが、
ベースラインから強打してあれだけ相手のコート深くに
突き刺し続けるのは、基本的な反復練習の賜物でしょう。
実直に自らのテニスの向上に取り組む姿が透かしてみえた、
そんなチリッチの勝利でした。

しかし、今日のチリッチは強かった・・・。

現役時代、試合中にキレてラケットを折りまくっていた
イバニセビッチがテニスを楽しむことを教えたっていう
ところも興味深いです。
インタビュー記事、出てこないかな。

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【編集後記】
この2週間、多くの夢をもらいました。
錦織選手の陰に隠れた感がありますが、
クルム伊達選手の活躍もすごかったです。
やっぱりスポーツはいいですね。

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。