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「なんかにおうぞ、この資料」という感覚はとても大事です。

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嗅覚の発達

試験で高得点を獲得するために
求められる能力の一つに
「嗅覚」が挙げられます。

過去の自分を振り返ると、
「ん?なんかこの問題におうぞ」と
思って解くことができていたときは
成績がよいときでした。
出題者の狙いを先読みできる、みたいな。

とくに、じっくり向き合う試験とはちがい、
税理士試験は反応速度も求められます。

瞬時に「なんかにおうぞ」と
思えるようになりたいです。

消費税の計算論点では

たとえば、過去の売上高が小さいとき。
こんなときに何かにおいませんか?

ふつうに考えれば「免税事業者」です。
が、そう決めつけるのは危険です。

①調整対象固定資産、取得していないか?

新設法人や特定新規設立法人の3年目・4年目、は
1年目、2年目になにか取得してないか、
固定資産台帳などでチェックしないと・・・。

②高額特定資産、取得していないか?

固定資産台帳で、平成28年4月1日以降の
取得条項を確認すべし。

あとは、簡易課税の適用について
「届出がなかったものとみなす」
ケースも気をつけたいところ。

嗅覚を鍛えるためにやるべきこと

嗅覚は問題を多く解くことで
鍛えることができます。

また、まちがいノートを
作成することも
有効な手立てです。

まちがいを見つめ直せば、
自分の弱点がわかりますし、
それがわかれば
対策も立てられます。

ミスを大切にして、それを丁寧に拾えば
同じ傾向の問題が解けるようになるという
現象があります。

それは、ミスを直視することで
嗅覚が鍛えられるからです。

一度解いた問題の解き直しも有効です。

定期的に解き直しすることで
その感覚を引き出しにしまい、
必要なときに瞬時に出す、
そんなスキルが身につきます。

最後に

そんなこんなの積み重ねが
今の成績を形成しています。

これから本試験まで、
積み重ねる作業は
あと10日ほどしかできません。

2週間後に積み重ねても、
それは2020年の本試験にしか
活きてこないのです。

合格するためのネタは
手元の問題にあります。

ここまで本試験が近づいたら
「こんな場合どうなるんだろう?」と
問題を空想するときではありません。

空想している時間がもったいないです。

空想すべきでない、といえば
逆に空想したくなるかもですが、
今やるべきはそれではないです。

手元にある問題を何度も解いて、
そこにある資料を完璧に
仕上げることに注力しましょう。

人ができないところを解く力よりも
人ができるところを確実に解く力が
相対評価の試験では求められます。

試験準備ができるのもあと少し、
適度にムリしつつ頑張りましょう。

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【編集後記】
今夜からNHK総合で
『これは経費で落ちません!』
というドラマがスタートします。
税務署との税務調査での折衝ではなく、
会社内での経理業務がテーマのようです。
録画作業、完了です。

【昨日の一日一新】
カリスマ講師から金言いろいろ

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。