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こんな日がやってくるなんて、というよろこび半分。
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目次
令和初の試験でついに・・・
第69回税理士試験は令和になって
初めて開催された試験です。
いつものように夏のもっとも暑い時期に開催され、
いつものように会場選定や運営に不手際があり、
終わってみればそれなりに公平な、そんな試験が
今年も開催されました。
さて、来期のテキストも完成し、
準備を始めようかというこの時期に
ビッグニュースが飛び込んできました。
厳密にいうと、テニスのレッスンを終えて
Twitterチェックしたらこの話で持ちきりで
ちょっと乗り遅れてしまった、、、
「試験問題、答案用紙、正誤表の公表」
ついにこれらのPDFファイルが
ダウンロードできるようになりました。
令和元年度(第69回) 税理士試験試験問題、答案用紙及び正誤表|国税庁
これはどういった心境の変化なのか?
とイジりたいところですが、
Markまあくさんはじめここまで
試験制度の透明性確保のために
尽力された方々のおかげですので
茶化すことはやめておきます。
彼らの取り組みがなければ、
わざわざこのような改革が
為されるはずがありません。
彼らには最大級の謝辞を
送ります。
本丸はまだ開かれず
ただし、手放しで喜べるわけではありません。
わたしの願う本丸は「模範解答の公表」です。
これなくして、透明性の確保は達成しません。
しかし、それにむけて確実に一歩前に
進んだこともまた事実。
したがって、今回の公表は
60点といったところでしょう。
過去にも記事にしましたが、
模範解答の開示こそが
適正な試験制度であるために
必要不可欠な取り組みです。
もちろん、作問担当者にかかる重圧が高まるうえに
混乱を招けども賞賛はおこらないという取り組みに
および腰になることも理解できます。
しかし、それは個人の勝手。
こちとら、多くの人が人生をかけて
チャレンジしている資格試験です。
そこは公認会計士試験のように
透明性を保った試験制度に
変革してほしいと願っています。
<参考記事>
落ちた人の点数を開示するとか別にしなくてもいいからさ。
本丸以外にも
模範解答の開示以外にも
取り組んでほしいことが
いくつかあります。
一つはこれ。
同意。
「最低でも、幅80センチメートル、奥行45センチメートル程度の机が確保できることを試験会場選定の要件として定めるべきです」
【税理士試験】一部会場(立教大学)の机が狭すぎる件 – Markの資格Hack (税理士試験) https://t.co/rxDNfNGm6z— 石田修朗(姫路の税理士) (@ishitax2011) August 17, 2019
試験会場選定の際に
試験で使用される机の
最低サイズを規定すること。
これ、すぐにでもできるはずです。
そして、もう一つは合格発表の時期。
もう少し早くなりませんかね。
わたしが受験していたころは
簿記論でたしか3万人以上が
受験していました。
もちろん、他の科目も今より
多くの方が受験されています。
そのときに12月中旬だったんです。
合格発表が。
今、どれくらい受験生が減っています?
わたしが残している最古のデータ、
第55回からの推移を見ると
簿記論も財務諸表論も
受験者数は約60%減少です。
14年前と比べて採点量は
40%しかありません。
だったら、合格発表時期、
10月とか11月にできませんかね。
その方が次の試験に向けて、
もしくは次のステップに向けて
早く踏み出せます。
早くする理由は国税審議会には
存在しないかもしれませんが、
早くできることは早く済ませても
どこにも不都合は出ないはずです。
模範解答の開示とちがって
抵抗感も少ないと思います。
できるところから一歩ずつ
適正化をすすめていきませんか?
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【編集後記】
今夜は今から梅田に移動して
第70回の税理士試験について
あれこれ議論してきます。
【昨日の一日一新】
ペルーのビール(黒)
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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