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“来る”とわかっていたら、心の準備もできますよね。
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目次
月次決算の活用法
個人法人を問わず、月次決算において
やっておきたいことが2つあります。
これをやっておくと、
将来への見えない不安が大きく軽減され、
将来の痛みが少しだけ軽減できます。
そして、この2つに加えて
“あること”をしておくと
納税の際の痛みが
まったくちがってきます。
今日はそんなお話。
将来の予測
1つめは「将来の予測」です。
さすがに開始1-2ヶ月では
それほど意味を持ちませんが、
3ヶ月目くらいからは
「決算と納税の予測」を
しておきたいです。
この予測を立てる際に
残り月数を現状の数字から
月数按分するというのが
最も簡単な方法です。
こうした方法でも
悪くはありません。
しかし、できることなら
現在の受注状況や今後の見込、
市場動向を加味した売上予測を基に
決算の予測をしていきたいです。
季節変動のある商売なら
なおさらです。
売上が設定できれば、
それに対する売上原価は
その商売の原価率という
実績があるので、
それに基づいて算定します。
経費はそのほとんどが
固定経費といって、
売上の多寡にかかわらず
一定程度かかるものです。
大きいものは家賃や人件費でしょう。
これらは予測が立てやすいですよね。
あとはざっくりでいいでしょう。
そうすれば、ある程度精度の高い
決算予測ができます。
そして、それを基に
納税予測をします。
ここまでが第一段階です。
概算計上
次にやっておきたいのが
「概算計上」です。
利益に対する税金である「法人税等」「所得税等」
そして、税込経理の場合には「消費税等」も
概算で計算し、それを実際に計上してしまいます。
そう、その月のデータとして入力するのです。
仕訳はこんな感じ。
こんな勘定科目、ないですよね?
そう、あえて作るんです。
「概算税金」と「消費税」は販売管理費に、
「将来納付額」は流動負債に作成します。
経営者の方にとって納税がイヤになるのは
いったん儲かったと思ったものが
持って行かれる感覚があるからです。
だったら、ハナから儲けから
除外しておきましょう。
経費の一部に組み込んでしまいます。
そして、流動負債に計上されている
「将来納付額」を
常に意識していただきます。
商売を続けるためのコストとして
これだけ納めることになるということを
あらかじめ認識いただければ、
納税の際の痛みも幾分か和らぎます。
納税しなければ会社のお金は増えないですし、
会社の財務基盤が強くなりません。
これを決算のときにお伝えしても
なかなか気持ちの整理がつかない
経営者さんも多いです。
しかし、毎月そのことを意識していただくと、
いざ決算申告の際には覚悟をしていたことなので
納税意識も高い状態で物事を判断していただけます。
それが、会社の財務基盤の強化に繋がります。
そうした納税への抵抗感を減らすことも
われわれの役目です。
さらに、できれば「将来納付額」に
見合った定期積金が設定できれば、
もう恐いものはありませんね。
これが冒頭に記した“あること”です。
最後に
月次決算は会社のためのものです。
誰に見せるものでもありません。
金融機関から試算表の提出を求められたときは
これらの仕訳を削除してもいいでしょうけど、
わたしはあえてこのままお渡ししています。
別にそれで問題視されたこともないですし、
逆に納税まで管理できている会社ということで
高い評価をいただいています。
決算にはルールがありますし、
それにむけてデータ入力を
進めていくべきです。
が、正直そこは決算時に
なんとでもなるわけで、
普段の情報として
活用できる試算表を作って、
経営に役立てたいものです。
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【編集後記】
今夜は昔バイトしていた店で
お客さんと食事です。
マスターやスタッフさんには
仕事してるっぽい私を見るのが
少し滑稽だそうですが。。。
【昨日の一日一新】
市役所での期日前投票
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❐石田修朗税理士事務所HP
開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所
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石田 修朗
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