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今から35年前にさまざまなことを学んだ景福寺の本堂と校庭。

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空気を読むのがうまい

「空気を読むのがうまいね」

人にからこう表現されるとき、
きっとそれは褒め言葉であろうと
受け止めています。

“今ここでそんなことをあえて
言う(やる)必要ある?”
みたいなことを口走ったり
してしまったりすることなく、
その場の空気を乱すことなく
順行させることは、
基本的には良しと
されることでしょう。

手前味噌になりますが、
わたしが今まで
生活してきた中で
褒められることの
多かった部分でもあります。

大学時代のサークルや
税理士の勉強仲間の集まり、
専門学校や会計事務所などの
職場や社会人サークルなど、
人が集まって何かの活動を
行うという場所に身を置くことが
たびたびありましたが、
おおむねそのように
評価されてきました。

また、コンパやイベントなど
初対面の人が顔を合わす場面でも
その能力には助けられました。

ていうか、「そんなこと言って、
言われた方はどう返したらいいねん」
的な話題の振り方をする人が
思いのほか多いことに
最初はただびっくりしました。

こうした経験から、
組織に属しても、
集まりに参加しても、
「空気を読む」点は
かなり長けていると
自負しています。

「空気を読む」術は青春時代に習得

なぜ、いつから、自分は
「空気を読む」ように
なったんだろう、と
ふと考えました。

おそらく最初は、
えんじ色のベレー帽を
かぶって通学していた
幼稚園児のころ、です。

景福寺という寺が運営する
瑞松学院に通っていたのですが、
そこでは座禅の時間がありました。

その後の小学校生活において、
6年間の通知表で常に「落ち着こう」
「けじめをつける」的な苦言を
呈された私です。

当然、チョケて遊びたいのですが、
それが許されるはずもない、
静けさのみが充満する本堂にて
“場の空気”の存在をなんとなく
身をもって感じたのでしょう。

そして、「空気を読む」力が
大きく育ったのは青春時代。

学校崩壊のまっただ中で暴力や
たばこ、シンナーなどが蔓延する
荒廃した中学時代をくぐり抜け、
理不尽きわまりない校内ルールを
強いられる高校時代を過ごす中で
波風を立てない術みたいなものを
身につけていきました。

自分の言動と、それがその場に
もたらす影響を瞬時に計り、
行動する習慣がついてしまいました。

ですので、逆に感情に身を委ね、
笑い、泣き、怒る人がうらやましく
感じることもあります。

ついつい、“周囲の人”を
意識しすぎてしまうのです。

大切なのは「空気の読みどころ」

あえて「空気を読まない」
こともあります。

そうすることで場の雰囲気は
重くなったりもするのですが、
その先を考えた結果、あえて
そうしています。

自治会の集まりしかり、
同窓会の集まりしかり、
筋が通っていないことは
目を瞑らずに問題提起を
しています。

そうすることで「場の空気」が
悪くなることは理解していますが、
それでも看過できません。

「空気を読む」ときと
「空気を読まない」ときの
ちがいはどこにあるか。

それは、その場がみんなにとって
“楽しむだけの場所”なのか
“何かを決定する場所”なのかです。

前者の場合には
「何かちがうな」と思っても、
他の人が気にして折らず、
指摘することで空気を
変えてしまいそうであれば、
それを口に出すことはほとんど
ありません。
“楽しい時間”が目的だからです。

しかし、後者の場合には
「何かちがうな」と感じたら、
空気のことはお構いなしに
ぐいぐい指摘していきます。
“何かを決定すること”が目的で
そこに合理性のないことが
通ってしまうと、あとで
火種になりかねないからです。

行動の良し悪しは目的に左右される

「空気を読む」ことがいいのか、
「空気を読まない」ことがいいのか、
それはわたしにはわかりません。

ただ、自分自身の「軸」に照らして、
“良し”とされる方を選択してきました。

人の行動の良し悪しは、
その目的に左右されると
考えています。

逆にいえば、「目的を意識せずして
行動を決めることなかれ」です。

一つひとつの意思決定において、
ただただ感情のおもむくままに
決めることはよくありません。

目的を明確にすることで、
その行動・意思決定に対する
正解・不正解が生まれます。

「軸」ができるからです。

その「軸」に対して
姿勢が崩れないことが
その人にとって“良し”と
される行動・意思決定で
あるでしょう。

空気読まない人にイラッとしたライブ経験(おまけ)

お笑いライブにて

先日の酒場お笑いライブでも、
オチの直前に声をあげる客がいて
イラッとしてしまいました。

そこはみんなでオチをいただいて
一斉に笑いたいんですよね〜。

m-floのライブにて

10年以上前のことになります。

m-floというユニットが大好きで
東京でのコンサートに参戦
したことがあります。
当時の主要曲の一つが「let go」

曲の終盤でいったん演奏と声が途切れ、
一瞬の空白のあとにクライマックスを
むかえるのですが、あろうことか、
その空白で歌手の名を叫ぶ輩がいたのです。

(↓の動画の5:15あたりです)

いやもうほんと、はっ倒してやりたかったです。

マナーは守って楽しみましょう。

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【編集後記】
バックハンドを
両手で打つときに、
軸がぶれてきちんと
ヒットできないことが
増えてきました。
アンダースピンを
修得すべく、1年以上
両手バックを封印して
アンダースピンばかり
練習してきたので、
身体の使い方を
忘れたようです。
今後は両方のショットの
使い分けがテーマです。

【昨日の一日一新】
キッピーモール
神戸ロマンスカフェ

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■ 石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。