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この時期の95点と、直前期の95点の意味は違います。

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テストは自分自身の弱点を知るためのもの

税理士試験勉強も、9月から始めた方はそろそろ
中盤戦に差しかかる頃です。

数回にわたり、実力テストや演習を受けられたことでしょう。

5月以降の直前期に入るまでのテストの第一目的は
自分自身の学習進度の把握です。
弱点を洗い出すために解いていると思いましょう・

そして、失点したところや解いてて迷ったところは
徹底的にテキストで復習して、次に備えましょう。

一回間違えたところも、それをきっかけにマスターすれば、
本試験の戦いで不利益を被ることはありません。

本試験で不利益が発生するのはただ一つ。
当日解けないことです。

それをなくすために、少しでも不安な箇所は
徹底的に復習して、精度を上げてください。

95点の人と100点の人の差

この時期に90点以上の点数をマークされている方に
一つ伝えておきたいことがあります。

この時期にクラスで行われる実力テストや演習については、
まだまだ満点を取る方もたくさんいるレベルの問題です。

ということは、どういうことが言えるかというと、
この時期の95点は業界トップレベルと“5点差”で
あるかというとそうではないということです。

なぜなら、100点を取得している方の中には、
ぎりぎり100点の方もいれば、
余裕で100点の方もいらっしゃるからです。

100点のさらに上の位置まで到達しているのか、それは
トレーニング問題である程度測ることができます。

実力テストには出題されなかった論点が収録されている
トレーニング問題さえもさくさく解けるのであれば、
その方は余裕のある100点であり、120点くらいの
力があるのではないでしょうか。
おそらく、当人もその位置を認識されているでしょう。

怖いのは、95点の方の認識です。

95点を取ると、“トップと5点差”という認識になりがちです。

しかし、直前期に入るまでのテストは満点者も多いです。

100点の人は120点の力がある可能性がありますが、
95点の人は96点以上の力を持つ可能性はありません。

95点ということは、表面的には“トップと5点差”となりますが、
実は本当の先頭集団とは20点以上の差がある状態なのかもしれません。

そうであるならそれはとても厳しい現実ではありますが
ここを掴んでおくことが必要です。

税理士試験は上位10〜18%%程度が合格する競争試験です。

現実と合格圏内のギャップが見えれば、そこを埋めるための
行動が起こしやすくなります。

直前期になれば、100点が取れない問題が増えるので、
点数を目安にしてもそれほど実態とのズレは生じませんが・・・。

人数分布表を意識しておこう

合格への感度を上げるためには、平均点や順位ではなく、
人数分布がいいでしょう。

上位20%とか30%に入るための点数を常に意識することで
合格へのポジションがイメージしやすくなります。

たとえ95点だったとしても、人数分布で上位20%くらいに
いたとしたら、合格安全圏内とは言えません。

競争試験ですので、点数ではなく、ポジションを意識しましょう。

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【編集後記】
明日、いよいよ合格発表ですね。
昔、一度だけ発表当日に郵送が
届いたこともあります。
逆に3日かかったこともありました。
一人だけ届かず、寝付きの悪い夜を
過ごした記憶が・・・、

【昨日の一日一新】
カルダモン

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。