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上位に入るために必要な能力の一つに取捨選択があります。

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避けては通れない取捨選択

税理士試験は100点満点を
目指すものではなく、
120分で上位10%の位置に
入り込めば勝利です。

9%と10%、ともに合格なら
両者に差異はありません。

が、10%と11%、ここで合否が
分かれるとするならば
この差は天地ほどあります。

そう、100点満点を目指す
試験ではないんです。

そして、120分では到底解けない量の
問題が出ることもよくあります。

そこで必要になってくるのが
問題の取捨選択。

「これは解くべきか?解かざるべきか?」
を自問しながら解きすすめていきます。

もちろん、
「解くルートが見える資料を解く」
「わけわかんないから解かない」が
基本ですが、「解けるけど解かない」や
「ちょっとわからんけどトライしよう」
といった判断が必要なこともあります。

「一見して解くルートが見えない資料」が
出てきたときにその判断力が問われます。

これにトライするかスルーするか・・・。

正直、どちらが正解かは
その時点ではわかりません。

わかっていることは、その問題に
どれくらいの時間を費やすかによって
その後の資料にかけられる時間に
差が出ること。

ここの判断を誤ってしまうと
そのもてる力を
答案に載せられないまま
タイムアップをむかえます。

わたしは単純に
「3回読んで解くルートが見えない資料は飛ばす」
を基本にしていました。

それは3回読んでわからないなら
たぶん解けないだろうという意味と、
過去に解いてきた資料の類題なら
3回読むうちにルートは見えるはず、
という自信からの判断基準です。

ただし、これには前提があって
「答練の資料を完璧に解ける」
力があって初めて成り立つ作戦です。

つまり、出題された資料を答練を基準にして
取捨選択するというのがこの作戦の裏側に
隠されています。

答練を軸にする

受験時代に徹底したことの一つに
「答練で出てきた資料は絶対に
解けるようになり、それを維持する」
というものがありました。

これを徹底できる受験生は
おそらく10%もいないだろう
という考えからです。

この時点で計算問題で
合格ラインを下回ることは
ほぼありません。

そして、これをすることで
判断基準に自信が持てます。

「過去の答練をきちんと解けるレベルなのに
3回読んでも解くルートが見えないなら
それはきっと受験生の大半が解けない資料だから
時間をかけないのが正解」と自信をもって
判断できるようになります。

この判断力は本試験でも
大きな武器になりました。

このポイントは「答練の完全制覇」を
基準にしたことにあります。

答練をだいたい解けるという状態だと
自分が解けなくてもライバルは解けるかもしれない
という一抹の不安がよぎります。

その結果、もう少しこの資料を粘ってみよう
といった判断ミスが生じるスキができてしまいます。

ややハードルは高いかもしれませんが、
答練を完璧に仕上げるというのは
単純に解く力が鍛錬されるだけでなく
判断力も抜群に高まるという効果があります。

解き直しを活用する

同じ問題を何度も何度も解いても
意味がない、という理屈も
わからなくはありません。

ただし、その問題の資料を
完璧に解けるようになってから
言うべきもの。

問題を解きっぱなしで
間違った論点や迷った論点を放置していたら
その問題を解いた意味はありません。
いつまで経ってもレベルアップは望めません。

何度も解くのは意味がない、というのは
その資料を完璧に解けるようになって
初めて口にしていいフレーズだと
わたしは思っています。

これが天才でない人が努力を武器に
選抜試験を勝ち抜く秘訣です。

天才肌でないという実感があるならば
努力というルートから試験を突破しましょう。

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【編集後記】
MAKUAKEで支援した商品が
2つ連続で届きました。
100Wのモバイルバッテリーと
カメラ&PCのためのリュック。
出張の準備は整いました。
あとはどこに行くか、です。

【昨日の一日一新】
FJORDのカメラバッグ

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。