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消費税法の理論の暗記について。ピリ辛です。

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講義の中で

毎週、8月に向けて
決して遅くないスピードで
講義を進めていくと、
受講生の中に疲労感を
にじませている方が
いることに気づきます。

わたしのミッションは
「消費税法の合格を目指した人の
合格のお手伝いをする」です。

疲弊しているときに
檄をとばされても
気持ちが萎えてしまう方も
少なくありません。

また、直前期においても
「これは覚えなくてもいいですか?」
「これってあまり出ないですか?」
といった質問は意外と多いです。

そこで、講義の中では
内容的に重要性が低かったり
近年に出題された理論について
「今年の本試験においては
重要性はそれほど高くないので
優先順位は後ろの方でいいですよ」
と案内することがあります。

あくまでも“後回し”という
表現にとどめているところに
こだわっています。

それは以下に語る本音を覆すことなく
もっともソフトに表現するためです。

消費税法理論暗記の本音

消費税の理論は、学校によって
刻み方が異なるかもですが
全部でだいたい45題、
50題足らずです。

たった50題足らず

というのが基本スタンスであり、

これくらい全部覚えなくてどーすんだ

というのが本音です。

税理士試験の受験案内では、
その出題範囲について

当該科目に係る法令に関する事項のほか、
租税特別措置法、国税通則法など当該科目に
関連する他の法令に定める関係事項を含む

とあります。

この範囲からの出題はすべてありなんです。

法人税法や所得税法のように
とんでもないボリュームであれば
多少覚えきれずに試験に挑むことも
ありかもしれませんが、
それら科目の理論マスターと
消費税法のそれを比べてみても
負担の差は一目瞭然です。

その一部を覚えていかない時点で
自分自身でコントロールできるところで
やりきれていない部分があるわけです。

その姿勢はおそらく理論だけでなく、
計算などにも共通するのでは?と
ゲスい勘ぐりをしてしまいます。
すみません。

後回しはいいけれど、、、

優先順位を考慮して、
重要性が低いものを
後回しにすること自体は
まったく問題ありません。

あとで補充さえすれば。

試験においてリスクが生まれるのは
補充せず(できず)に本番をむかえること。

リスクを甘んじて受けるという
スタイルでの受験はあっていいですし、
それを否定する話ではありません。

真相のほどはわかりませんが、
「やるべきことは全部やったのに」と
いう発言を不合格の後に耳にすると、
「本当に全部やったんだろうか」と
思ったりします。

消費税法の理論において
捨て理論を作っていたとしたら
おそらく計算でもどこかに
ウィークポイントはあるでしょう。

それを棚に上げて「全部やった」と
言い切ってしまうのは
ちょっとちがうかな、と。

細かい表現にささくれ立って申し訳ないですが、
それは「やるべきことはほとんどやった」か
「やるべきことはだいたいやった」と
いう表現が適切であり、「全部やった」と
表現していることに違和感がありますし、
その感覚は勉強のどこかでもあらわれて
いるんじゃないか。

これが偽らざる本音です。

最後に

全部やらなくても受かる人は受かるので
合格のために「全部やる」ことが
必須だとは思っていません。

一定レベル以上の人には
合格の可能性があります。

それが当たるかどうかと
いう側面もあります。

可能性の高い人から
必ず合格しているかといえば
必ずしもそうともいえません。

でも、合格可能性の高いところに
自分を置き続けることができたら
いつかは合格します。
これはおそらくまちがいありません。

この確率をできるだけ高めるために
汗をかくのが受験勉強です。

全部やったと思っていても
まだまだやれることは
あるはずです。

すべての答練について
時間内で満点を取れるまで
解き直しをしたりとか、、、
応用事例理論の解答も
すべてパターンとして
覚えてしまったりとか、、、
必要ないかも知れませんが
そこまでしている人もいます。
そういう人と同じ土俵に立つんです。

この冬に悔しい思いをした人は
今一度欠落した部分がないか、
思い出してみたうえで
リスクを受け入れつつ進むのか
リスクを排除するために
最大限の努力を惜しまないのか、
どちらのスタイルでいくかを
早めに決めてしまいましょう。

その立ち位置によって
やるべきことも深さも
変わってきます。

晴れやかな気持ちで
2020年をむかえられるように
今から整えていきましょう。

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【編集後記】
冒頭のアイキャッチ画像は
最近よくいく西中島南方の
中華料理「華sansyou学」の
麻婆豆腐。抜群です。

【週末の一日一新】
リグレット ガトーショコラ

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。