果てしない、なんてことはないのですが、、

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親の介護と子育てと

30を過ぎてから結婚して、
子どもにも恵まれて、、、
こうした歩みを進めると
いやでも自分だけの時間は
なくなっていく。

もちろん、
それに代えがたいものを
手に入れているわけだが
やはり犠牲は払っている。

ありがたいことに
両親ともに健在であるために
まだ経験していないのが
親の介護である。
これは必ずやってくるし、
全力でやり遂げたい
わが人生のミッションの
一つである。

そして、ありがたいことに
子宝にも恵まれ、
二人の男児を育てている。
彼らはやがて大きくなり、
自分の意思で動き出すだろうが、
今はまだ親に寄り添ってくる時間が長い。
やがてくるそのときまで健康を守り、
良識と礼節を教え、たくましい心に
鍛え上げるのが親としての責務である。

やってくるであろう親の介護は
その終わりを見たくないし
いつ終わるともわからない、
果てはあるけれども精神的には
終わりのないものだそうだ。

一方、子育ては終わりが見える。
よほどのことがないかぎり、
子どもは一定の時期がくれば
親の元を(精神的にも)離れる。

いずれも時間を失うものだし、
苦労や悩み、疲れを伴う点では
両者は同質のものかもしれないが、
前者はその終わりが読めず、
後者はだいたい予想がつく。

両方を経験した友人曰く、
このちがいは精神面において
かなり大きいらしい。

試験合格と大学院と

終わりが読めるか読めないかという点では
税理士資格取得のためのルート選択にも
通じるものがある。

税理士試験の受験校で講師をしていると
勉強の質問以外に受験相談やら
人生相談やらを受けることも多い。

受験校に来られている方の多くは
試験を突破する気持ちが強く、
ときに盲目的と感じることもある。

そして、資格取得のためのルートは
試験合格以外にもある。

大学院修士課程による免除や
国税専門官からの免除である。

現実的には国税専門官ルートは
かなり長期計画となるため、
生徒さんとしては今までで
一人しか出会ったことがない。
したがって、残り2つのルートが
現実的な選択肢となる。

この両者について「どっちが大変か」
と聞かれるといつも答えに窮している。
大学院ルートのそれを知らないからだ。

経験してきたこととしていないことを
比較できるほど経験豊富ではない。

きっとどっちも大変だよ、と答えつつ
イマイチ納得してなさそうなときは
こんなちがいを伝えるようにしている。

終わりが読めない試験合格の道か、
ある程度読める大学院免除の道か、

ここに、両者にかかる時間とお金、
それに精神的なストレスを見積もって
ベターと思われる道を進めばいい。

試験合格が目的でないならば。

最後に

「大学院免除の税理士ってやっぱり
実力的にイマイチですよね?」なんて
聞かれることもあるのだが、
これだけは全力で否定している。

「そんなことは一切ない」と。

試験合格組でも大学院免除組でも、
日々の研鑽を怠ればすぐに錆びつく。

一つの税法についてより深く
掘り下げるんだから、
試験合格の方が
知識は上ではないか?

というのもかなりズレている。

試験合格のために必要なのは
受験問題への対応力であり、
その中の一つとして科目に
ついての知識習得がある。
しかし、その試験学習の中で
体系的に理解しているかといえば
必ずしもそうとはいえない。
(一部の有能な人をのぞいて)
膨大な試験範囲を抑えるために
どうしても細切れで試験傾向に
沿った学習に特化する部分もある。

一方、これはあくまでイメージだが
大学院で学べば税法のタテの繋がりや
税法間の横の繋がりについての理解が
深まるのではないか、と思っている。

なので、どちらが力がつくかというと
一概には言えない。

逆に、その置かれた環境で真面目に
学んだ者にしか力はつかない。

だから、場所やルートよりも、
取り組む姿勢の方が大切ではないか

これがわたしの結論である。

付け焼き刃のその場しのぎが得意で
すり抜けてきたツケを働き出してから
痛感したから余計にそう感じている。

学べる環境にあるときに全力で学ぼう。

そして、真の目的である資格取得のために
最適なルートを模索しつつ科目選択をしよう。

これがこの時期の悩める受験生に贈る
メッセージです。

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【編集後記】
22日土曜日はTAC神戸校で
受験相談を担当しています。
相談やら報告やら雑談やら、
なんでもござれです。

【昨日の一日一新】
新幹線でスリムクラブさんを見かける

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。