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まずは銀行の預金口座と現金のデータ入力から始めよう。

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(黒部ダム湖 : fujifilm X-T2、XF16-55mm)

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自分で経理

「自身で会計データ入力をやってみよう」
そんなマインドのフリーランスの方、
わたしはとても好感が持てますし
ぜひトライしてほしいです。

ハードルが高く感じられるかもですが、
会計データ(複式簿記)の原点は
お金の流れを記録することにあります。

まずは

お金の流れを正確に記録する

次に、

その増減の理由を記録する

この2つの視点をもっていれば
だいたいオッケーです。

最初から完璧はむずかしいですが、
少しでも正解に近づくように
チェックの勘どころを
掴んでいただきたいという
そんな話を書いていきます。

記録の仕方とチェックポイント

預金口座の動きに合わせて記録

これがまず最初の一歩。

ここでつまづくようなら
悪いことはいわないので
プロに投げてしまいましょう。

預金口座にあるデータは

「日付」「金額」「預入or支払」「摘要」

です。

このうち、
「日付」「金額」「預入or支払」は
その事実をそのまま記録するだけです。

問題はその原因をどのように記録するか。

売上代金が入ってきたら
その内容を記すために
相手の勘定科目には
「売上高」を登録します。

電気代が引き落とされたら
「水道光熱費」ですね。

摘要(備考)には相手先の名称や
取引の内容を記録しましょう。

現金残高は適正か

現金で支払った場合には
その履歴は通帳などで
確認できません。

手元にある領収書が頼りです。

ホームセンターで電球を購入したら
「消耗品費」として相手科目を登録し
その店名や購入内容を摘要(備考)に
記しましょう。

こうした記録によって導かれた
一定時点での現金残高が
正しいかどうかは何を見ればいいか、
昔は現金出納帳という現金の入出金を
示す帳簿を別途作成して
それと照合するのが一般的でした。

が、それをすると、
記録する帳簿が増えます。

それを避けるためにお勧めなのが
「事業用の財布」を作ること。

財布といっても、百均などにある
透明のファスナー付ケースで大丈夫。
無印良品のファスナーケース(ダブルタイプ)は
お金と領収書を同時に整理できて便利です。

商売で使うお金は必ずここから支払います。

なくなったら銀行口座から引き出して
補充しますよね。

それが、現金が増えるデータ入力です。

「現金が増えて預金が減少する」

これができていないと
現金残高がマイナスに
なりがちなので注意が必要です。

もし事業用の財布を持っていないときに
商売で必要なものを見つけて
プライベートのお金から支払った場合には
すぐに事業用の財布から同額を
プライベートの財布に支払って
精算します。

この管理を疎かにすると
現金のデータの整合性が確認できず
自らの業務を困難にします。

現金の残高が異様に多かったり
マイナスになっていたりしたら、、、
わたしが銀行の担当者なら
絶対にお金は貸しません。

あたりをつけるのは試算表

おそらくすべての会計ソフトに
標準装備されているのが
「残高試算表」という帳票。

毎月の残高が確認できます。

ここで現実の残高と
一致しているかどうかを
まずはチェックする

あとは、日々の動きを
「総勘定元帳」でチェックして
“マイナスになっている日がないか”を
確認する習慣をつけましょう。

“マイナス”になっていたら、、、
そこより前の日付の時点で
ミスが存在します。

一定期間を遡ってチェックする作業は
けっこうめんどくさいです。

せいぜい10日とか1ヶ月くらいです。

だから、会計データ入力は
最低でも1ヶ月に1回、
できれば1週間に1回は
行うようにしましょう。

それが楽をするコツです。

最後に

このほかにデータ入力すべきものとして
「カード払い」や「請求」があります。

これについてはまたの機会に。。。

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【編集後記】
6月決算は1件難航中。
ひさびさに20日を過ぎてから
データを受け取るという
タイトなやつになっています。

【昨日の一日一新】
フリーウェイ給与

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。