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事務所開業についてのふりかえり記事です。

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ノープランでの独立

わたしが独立したのは2011年9月、

34歳の初秋です。

10月には結婚を控える身でありながら、

会計事務所を退職し、神戸市中央区に

事務所を開設しました。

 

事務所運営についてノープランのまま、

“えいやっ”と開業しました。

 

独立のきっかけ

当初からの目標

独立のきっかけは年齢です。

 

勉強を始めた当初からいたるところで

「35歳までに独立」と言い続けてきました。

 

なぜ35歳だったのかは記憶にないのですが、

おそらく40歳だと若手っぽくないし、

30歳だと若すぎる、と思ってたのかな。

 

言葉の力はなんというか偉大でして、

もう自分の中では35歳までと

いうのが既定路線だったのですね。

 

この自分への約束を果たすために

「時は来た」「機は熟した」と

自分に思い込ませて決意しました。

 

 

ハードルが低いうちに

独立時には収入がいったん

大幅に減るリスクがあります。

 

当時、結婚直前だったわたしは

その後に続く(続いてほしい)

出産や育児といったことを

想定しないわけにはいきません。

 

子どもが産まれ、育て始めてからよりも、

結婚してすぐの2人だけのときの方が

タイミングとしていいのではないか、と

いうことも決断を後押ししました。

 

子どもが育っていく中で収入を大きく下げる

決断をできる自分が想像できませんでした。

 

こうして考えると、35歳という設定と

結婚のタイミングが重なったことは

とてもラッキーでしたね。

 

 

独立に向けての布石

講師という仕事

そんなノープランでの独立でしたが

これをやっておいてよかったなと

思えることがあります。

 

それは、2001年に講師の仕事を引き受け、

2005年に会計事務所に就職する際にも

講師の仕事を続けられることを条件に

事務所を探したことです。

 

将来の独立を想定していたわたしは

TACの講義を受講していく中で

講師の仕事って独立のときに

めっちゃ助かるよな、と

密かに思い、狙っていました。

 

そこで、講師の方はもちろん、

TACの関係者との接点を大切にし、

「講師になりたい空気」を

暑苦しくならないように気をつけつつ

送り続けました。

もちろん、ミニテストや実力テストで

好成績を取っておくことも大切です。

成績が悪ければ、講師の話なんて

やってくるわけありませんから。

 

そんな工作活動が功を奏したのか、

講師職に就くことができました。

 

実際に始めてみると、

毎回の授業の予習は大変でしたが、

生徒さんからの「わかりやすかった」

という声がうれしくて、

この仕事にのめり込みました。

 

独立に向けて会計事務所への

就職を考えた際にも、

「講師業を続けられる事務所」

という縛りで探しました。

 

講師業を手放したくなかったのは

その仕事自体のやりがいもありますが、

収入の柱を複数持っておきたかったからです。

 

 

複数の柱を立てる

他の収入があるとそれにかまけてしまう

という指摘もありますが、

ないよりはある方が精神衛生上よいです。

 

「金のゆとりは心のゆとり」という言葉があります。

 

お金があれば心にゆとりができる、かはわかりませんが、

お金がなければ心にゆとりができない、は言えるでしょう。

 

事実、独立当初の生活の支えは講師業からの収入でした。

 

 

最後に

今後もどのように環境が変化するかわかりません。

常に複数の柱を立てておきたいですね。

 

 

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【編集後記】

今朝の一人テニス練習で、

隣のコートにいたサーブの名手から

アドバイスをいただきました。

そのアドバイスがまさに自分が

課題と捉えていたことだったのですが、

その表現がわたしのイメージとはちがいました。

「なるほど、そう捉えればできるかも」と

思えるアドバイス、N田さんに感謝です。

 

【昨日の一日一新】

阪急電車のマスキングテープ

 

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❐石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。