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ローカル線にはローカル線の戦い方があります。

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勢いあふれるローカル線

息子が鉄道にハマってからというもの、

休みの日には近隣の電車に乗り、

あるいは車からその姿を眺めることが

多くなりました。

 

わたしが暮らす播磨地方には

JR山陽本線という大動脈以外に

JR運営の地方路線として

播但線、姫新線、加古川線、

赤穂線などがあり、

第3セクター方式での運営路線として

北条鉄道があります。

 

また、ときどき家族で

山陰地方に遠出するのですが、

そこには京都丹後鉄道や

若桜鉄道といったローカル線が

これも第3セクター方式で

運営されています。

 

もちろん、いずれも沿線人口の減少や

産業の衰退、モータリゼーションに悩まされ、

苦しい運営状況であることは

駅に往来する人の少なさから

感じ取ることができます。

 

が、それと同時に、

わずか数年の活動ではありますが、

これらの路線を見比べていて

感じることがあります。

 

それは、第3セクター方式の路線の方が

惹きつけられる魅力があるということです。

 

 

企画と実行力に勝るローカル線

若桜鉄道には、C12というSLを筆頭に

転車台や駅舎など23の登録有形文化財があり、

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まさに鉄道遺産の集合体といえます。

<関連記事>

鳥取県若桜駅でSL体験!

 

 

わずか9駅、20㎞にも満たないローカル線で

この充実ぶりは目を見張るものがあります。

また、「隼駅」がスズキの大型二輪「隼」の

ライダーたちの聖地となっていることから、

「隼」のラッピング列車も運行しています。

ラッピング列車運行時には

沿線道路を隼ライダーが併走する

「隼パレード」を開催されています。

そして、鳥取県のシンボルカラーとして

推していきたいピンクにあやかって

GW限定でSLをピンクに塗ってみたり。

とにかくあの手この手で

観光に訪れる人を増やす取り組みを

されています。

2018年には、JR九州の「ななつぼし」の

デザインなどで知られる水戸岡鋭治さんの

慣習の下、「昭和」という観光列車が

運行することも決まっています。

とても楽しみです。

 

水戸岡氏監修といえば、

先日見た京都丹後鉄道の特急

「丹後の青」もそうでした。

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京都丹後鉄道ではこの他にも

「くろまつ」「あかまつ」

「あおまつ」といった観光列車が

同氏の下でリニューアルされ、

人気を博しています。

なかでも「くろまつ」は

地元観光ホテルの料理長監修の

コース料理が味わえる

レストラン列車となっています。

京都府北部の原風景を眺めながら

地元食材をふんだんに使った

コース料理をいただく鉄道旅、

いつか乗ってみたいです。

京都丹後鉄道(丹鉄/たんてつ)

 

播磨地方の北条鉄道も頑張っています。

 

上記2社と比べると、

スケールや華やかさでは

少し見劣りしますが、

サンタ列車やカブトムシ列車など

地域の定番となりつつある

企画列車も運行しています。

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また、貸し切りにも対応していて

先日も障害者支援施設の一行が

利用されていました。

車内には施設の方々のものと思われる

絵画が吊り下げられ、きっと

ご家族にとってもすてきな一日に

なったことでしょう。

 

 

ローカル線を通じて学ぶ良書

前述の若桜鉄道の山田社長は

公募制で採用された“鉄ちゃん”です。

 

そんな山田社長が書かれた

若桜鉄道についての本があると知り、

さっそく読んでみました。

 

前半はSLを走らせた際のことや

地域活性化のための取り組みなどが

詳細に書かれており、

後半はもともとマーケティング畑で

やってこられた社長が若桜鉄道の事例を

使ってマーケティングの流れを

わかりやすく紹介されています。

 

若桜鉄道についての興味から

購入した本でしたが、

思いのほか勉強になりました。

 

鉄道ファンにはもちろん、

あるマーケティング事例と

触れる書籍としても

お薦めの一冊です。

 

 

 

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【編集後記】

デビュー当時より、その美しいフォームから

ベイビーフェデラーと呼ばれ期待されたものの

昨年は一時調子を落としていたディミトロフ選手が

今年は復調してきて、見事ATPファイナルで

初優勝を果たしました。

とくにバックハンドスライスからの組立てには

目を見張るものがあります。

今後の展開が楽しみです。

 

【昨日の一日一新】

三世代で閑谷学校

 

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❐石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。