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わが社の締めが月末でない場合の決算とその翌期の処理について。

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20日締め

最近では少なくなっているようですが、
社歴の長い会社などでは、
設立当時の商慣行から20日締めで
売上と仕入を確定させる場合があります。

8月21日〜9月20日までの
一月間の売上と仕入を
「9月の売上請求額」
「9月の仕入請求額」
として把握するというスタイル。

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この場合、毎月の売上・仕入を
適正に測るためには、
21日〜月末までの引渡高を集計して
計上することが求められます。

逆に、20日締めの金額には
前月21日〜月末までの金額が
含まれているので
それを取り除くことも。

しかし、社内の成績管理慣習として
20日締めの金額をその月の売上・仕入と
認識している場合も多く、その場合には
会計情報もその認識に合わせる方が
使い勝手がいいこともあります。

そこで、

毎月のデータ入力は20日締めの金額をもって行うのみ

という仕組みでデータ入力するとします。

この場合、そのままの状態でいくと
4月から3月まで12ヶ月の売上を
集計した結果、365日分が売上として
計測されますが、その範囲が
前年3月21日〜3月20日となります。

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事業年度とズレてしまいます。

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そこで、決算のときには
1年間の合計値を正しく計測するために
(3月決算であれば)
3月21日〜31日の売上・仕入を付け加え、
逆に前年3月21日〜31日の売上・仕入は外します。

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<付け加えるときの仕訳>

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(外す際の仕訳はこの次の話の後で、、、)

こうすることで、正しい1年間の売上・仕入を
決算報告書に記載することができます。

今日の議題はこのあとについて。

翌期になって

翌期になると、むずかしい問題が出てきます。

月次比較(月ごとの売上げや利益の比較)を
正しく行うためには
4月20日締めの請求を入力する際に
3月21日〜31日の11日分も含めて
1ヶ月分を入力する必要があります。

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そうすることで、4月の売上・仕入が
1ヶ月分になり、他の月との比較が
可能になります。

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うん、ばっちし。

でも、これには弊害があります。

それは、売掛金・買掛金の残高が
いたずらに膨らんでしまう点です。

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毎月の試算表で売掛金・買掛金の残高を
気にしていないのであればいいのですが、
残高チェックをしている際には
このズレは致命傷です。

そこで、売掛金・買掛金の残高を
正確に記載するという観点からは
どのようにすればいいでしょうか?

それは、4月20日締めの請求全てを
入力せずに、4月1日以降の20日分だけ
入力するようにすればいいんです。

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しかし、これだと月次比較ができなくなります。

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うわっ、どっちつかず。。。

という展開ですが、こんな状況でも
なんとかこの両立を果たしたいものです。

解決策を考えます。

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3月のときに計上した仕訳のうち、
4月にもう一度計上すべきものと
計上すべきでないものを整理します。

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ここから導き出される解決策は

① 4月20日締めの請求はひとまず4月1日以降の20日分を入力
② 次の仕訳を4月20日に入力

これで“月次比較”と“残高”の
両方の願いが叶います。

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あとは、この仕訳を今年の決算のときに
逆仕訳をきって取り消したうえで、
前年同様、ラスト11日分のデータを
入力することで正確な1年分が計測されます。

あれもこれも求めるのは
欲張りかもしれませんが、
叶える方法があるならば
すべて叶えていきたいですね。

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【編集後記】
明日は大学時代のサークルの
45周年パーティーがあります。
学生時代の楽しい時間を過ごした
先輩や後輩に会えるのが楽しみです。

【昨日の一日一新】
いつもとちがうルートでお客様訪問

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。