商売で600万円くらい利益が出てきたら、税金が重たい感じがしてきます。

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フリーランスの確定申告

フリーランスとして活動する場合、
その稼ぎや蓄えを税務署などに
申告しなければいけません。

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そして、その稼ぎに応じて
納税することになります。

それが「確定申告」です。

この、稼ぎについて課税される税金は
全部で3つあります。

所得税、住民税、事業税、です。
(復興特別所得税を除く。以下同じ)

このうち、税務署に提出するのは
所得税の申告書のみ。

あとは、その申告内容が
地方自治体に共有され
市町村から住民税の通知が、
都道府県から事業税の通知が、
納付書と共に届きます。

おおよその流れはこんな感じです。

では、おおよその納付額はどうなるのか、
これを試算していきます。

課税所得の仕組み

基本構造

まずは、税金を計算する基となる
「課税所得」を計算します。

この「課税所得」に税率をかけることで
納付すべき税額が決定します。

「課税所得」は商売での利益が基になりますが、
それに加えて各種控除があります。

スクリーンショット 2019 02 07 21 36 29

この控除というのは「課税所得」を小さくするので
納税者にとってはありがたいもの。

いったいどういったものがあるかというと
こんな感じです。

スクリーンショット 2019 02 07 21 36 37

具体的に数字を入れて
確認していきます。

あるフリーランス(独身)が
一年間に支払った健康保険や
年金、生命保険の記録がこちら。

スクリーンショット 2019 02 07 21 36 45

これを基に各種控除が決まっていきます。

<所得税>

スクリーンショット 2019 02 07 21 36 52

<住民税>

スクリーンショット 2019 02 07 21 37 00

<事業税>

スクリーンショット 2019 02 07 21 37 09

そう、各種控除は税の種類によって異なります。

そして、支払額全額が控除されるものもあれば
一定額しか控除されないものもあります。

また、青色申告の特別控除や事業主控除は
お金を払ったわけではないけれども控除されます。

スクリーンショット 2019 02 07 21 37 16

その結果、「課税所得」は税の種類ごとに
ばらつきが出てきます。

実際に計算してみると

「ふ〜ん、こんな仕組みなんだ」と
軽く読んでもらえたらそれでOK。

実際に「課税所得」を計算してみます。

<商売の利益:200万円>

スクリーンショット 2019 02 07 21 37 23

<商売の利益:400万円>

スクリーンショット 2019 02 07 21 37 31

<商売の利益:600万円>

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<商売の利益:800万円>

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<商売の利益:1,000万円>

スクリーンショット 2019 02 07 21 38 02

こんな感じでばらつきが出ます。

フリーランスにかかる税率と税額

税率とイメージ

上で求めた「課税所得」に
税率をかけることで
税額が決定します。

その税率はこちら。

スクリーンショット 2019 02 07 21 38 10

所得税は“累進課税”といって
稼ぎが大きくなればなるほど
税率が高くなります。

一方、住民税と事業税は
それぞれ10%と5%で一定です。
(個人事業税は一部例外あり)

図で示すとこんな感じです。

<所得税>

スクリーンショット 2019 02 07 21 38 19

<住民税>

スクリーンショット 2019 02 07 21 38 27

<事業税>

スクリーンショット 2019 02 07 21 38 34

これらを重ねるとこうなります。

スクリーンショット 2019 02 07 21 38 42

それぞれの課税所得が同額ではないので
単純にこのようにはなりませんが、
イメージ的にはこんな感じです。

実際に計算してみると

では、実際の税額を計算していきます。

なお、この記事ではシンプルにするために
住民税の計算における調整控除や均等割と
いった話は考慮外としています
ですので、あくまでも概算という認識で
読んでいただけるとありがたいです。

<商売の利益:200万円>

スクリーンショット 2019 02 07 21 38 50

<商売の利益:400万円>

スクリーンショット 2019 02 07 21 39 05

<商売の利益:600万円>

スクリーンショット 2019 02 07 21 39 12

<商売の利益:800万円>

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<商売の利益:1,000万円>

スクリーンショット 2019 02 07 21 39 27

横に並べてみましょう。

スクリーンショット 2019 02 07 21 39 35

商売での稼ぎ(利益)が600万円くらいだと
けっこうな税の負担感があります。

こうなってきたら、節税の意味も含めて

①小規模企業共済の掛金を増やしたり、

②法人化してみたり、

といったことを検討する価値が出てきます。

もちろん、個人事業でやっていくか
法人(会社)にするかは税金の多寡だけで
決めることではありませんが、
法人化を検討する際に税負担に及ぼす影響を
判断材料の一つとするのは当然のことです。

こうなってきたら、いよいよ税理士の出番です。

が、その前に資金繰りに問題がなければ
①の小規模企業共済の掛金を月額7万円まで
増額しましょう。

個人事業主、小規模法人の役員にとって
オススメの節税&資産形成ツールです。

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【編集後記】
先日、鳥取県のある峠まで
朝陽を浴びる伯耆大山を
一目見ようと行ってきました。
真っ暗な展望台で日の出を待つのですが
ちょっと辺りを散歩してみようと歩いていたら
積雪ゾーンではなくアスファルトゾーンで
ツルリに滑って背中から地面に
たたきつけられました。
よく見ると、無雪ゾーンは雪解け水が
カチコチに凍ってまして。。。
手に持ったカメラは離さなかったものの
背面にかけていたレンズのフードが割れ、
背中には今も鈍痛が残っています。
でも、期待していた風景が見れたので
満足の朝行でした。

【昨日の一日一新】
ローソン とん汁

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。