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年末ですし、もう一度身の回りを整理しておきましょう。

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経費はもらすな

まず、経費を漏らしてはいけません。

その理由は

「事業の成績を正しく知る」
「税金を余分に納めない」

この2点です。

事業の成績把握

なんといってもこれです。

事業自体の採算性を知ることは
自分の巡航速度を知ることになります。

たとえば、事業で設備投資が必要になったとして
自分の事業の巡航速度を知らなければ
借金して(分割払いで)購入してもいいのか、
もう少し手元資金を貯めないといけないか、
つまり“やっていけるかどうか”の
合理的な判断ができません。

勘ピューターはいつか痛い目にあいます。

そして、自分自身に満足すべきか
もっとハッパをかけるべきか、
それにも正しい業績把握は必要です。

業績の把握は売上ではなく
利益ベースで行うべきです。

「売上1,000万円で利益10万円」
1,000万円売っても、そのために
990万円の仕入れをしていたら
手元に残るのは10万円です。

「売上150万円で利益100万円」
150万円の売上のために
かかった経費が50万円なら
手元に100万円残ります。

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事業の基本は
いくらを投入して
いくらが残るか、
です。

いくら入ってくるか、ではなく、
いくら残存するか、が大切なので、
売上から経費を引いた利益に
注目する必要があります。

スクリーンショット 2018 12 12 7 52 53

経費の一部が漏れてしまうと

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その分利益が大きくなり、
「めっちゃ儲かってる」と
錯覚してしまいます。

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そうした誤認を防いで
真実を直視するためにも
経費を漏らすことは
避けなければなりません。

税金の抑制

「経費が増えると税金が減る」

この関係性は多くの方がよくご存知です。

経費が増える

利益が減る

税金が減る

という流れです。

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したがって、本来は経費になるものを
漏らしてしまったら、
本来は納めなくていい税金を
納めることになります。

既に支払った経費で漏れているものが
ないかどうかを気にしましょう。

車のサイドポケットに入れたはずの
駐車料金のレシートを紛失していたり、
お客さんと食事に行ったときの
レシートを紛失したり、
仕事関係の冠婚葬祭での祝い金や香料も
記録(メモ等)を残しておけば
経費になります。

こうした一つひとつの積み重ねが
税金を余分に納めない秘訣です。

つまり、日ごろからの整理整頓が
損をしない秘訣といえます。

最後に

ちなみに、年末になって
「経費になる買い物ないかな〜」
と探す方も多いですが、
これは一歩間違えば時間と労力を
使って損しているだけになります。

大原則として、税率が100%を
超えることはありません。

仮に税率が20%だったとして、
10,000円のモノ(経費性あり)を
購入すると税金は2,000円軽減します。

逆から見ると、
2,000円の税金を軽減する(恩恵の)ために
10,000円(という犠牲)を支払うことに。

これでは手元のお金は減ってしまいます。

また、別の側面からみると、
その購入したものは
20%オフの8,000円で
購入できたという見方も。

これってある意味でpaypayと同じで、
paypayのときは要るものを吟味する
マインドがしっかりと働きますが、
税金となると冷静な判断を
失いがちです。

決算間際の駆込み購入は
“絶対に必要なものだけ”に
するようにしましょう。

“絶対に必要なもの”で
“ちゃんと経費になるもの”なら
駆込み購入は効果大です。

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【編集後記】
すっかり冬になり、
近所の山の上の公園から
姫路城と朝日を愛でる
季節となりました。
ということで
昨朝行ってきました。
ハイエンドなカメラと
ハイエンドな三脚に
囲まれる時間を過ごすと、
いい三脚がほしくなります。
当分の間は今のそこそこの
もので頑張りますが・・・。

【昨日の一日一新】
インスタ投稿に拡散系のハッシュタグ

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。