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消費税は「負担者」と「納税者」が異なる点に特徴があります。

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消費税を負担するのは消費者

消費税は、国内でモノやサービスを
消費することに対して課税されます。
ただし、消費する人が「負担」する税金を
直接国に「納付」しているわけではありません。

それはどういったことでしょうか?

消費税は消費(購買)に着目して課税する税金です。

以下、タケノコの購入を例にみてみましょう。

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このとおり、負担する人はまぎれもなく消費者です。

しかし、消費者は消費税(240円)を国に支払っていません。
タケノコを買った相手に支払っています。

消費税を納付するのは事業者

これがどのようにして国に納められるかというと、
このあとの流れはこのようになります。

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つまり、消費者が負担した消費税は、
それを預かった生産者(事業者)が
代わりに納付することになります。

このように、税負担者と納税者が異なる税のことを
「間接税」といいます。
法人税や所得税、相続税のように、税負担者と納税者が
同一の者の税のことは「直接税」といいます。

消費税の滞納は許されない

事業者は売上代金以外に消費者から消費税を預かります。
そして、そのお金を事業者が国に納付します。
事業者が納付する消費税はお客さんから預かってますので、
理論上は、増税されても納税がきつくなることはありません。
(売上げ自体が厳しくなることは想定されますが・・・)

もし仮に消費税の納税資金がないということになれば、
(理屈のうえでは)お客さんから預かった税金を
使い込んでしまった、ということになります。
これは消費税を負担したお客さんへの裏切りでもあり、
決して許されることではありません。

次の納税予測を立て、それに基づき毎月一定額を積み立て、
納税のタイミングで納税資金が不足することのないように
手当てしておきましょう。

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【編集後記】
冒頭の写真は妻の実家での収穫後の様子です。
今年のゴールデンウィークは一晩の差で
イノシシに先を越されてしまい、
あまり収穫できませんでした。
こればっかりは運だそうです。

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。