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週末、ギアをあげることの重要性を痛感しました。

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明らかに「ギアをあげた」錦織選手

仕事においても、受験勉強においても、
「ギアをあげる」という技術は
必要ではないでしょうか。

これを感じたのは、錦織選手の土曜日の試合。
楽天オープンテニスの準決勝でした。

けっして体調がよいといえない状況の中、
ランキングがやや下のB.ベッカー選手相手に
ファイナルセットでタイブレークに入ります。
先に7ポイントを取得した方がそのセットを
勝ち取ることができる、緊迫した空気が
漂うこの場面で、錦織選手はいとも簡単に
エースを連発し、試合を決めてしまいました。

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ナダルなどの格上相手ならわかりますが、
日本中が注目する中でのタイブレークで
自分よりランクが下の選手相手に、
あそこまで前に入って攻撃的にいくなんて
そうそうできることではありません。
ああいった切り替えができているからこそ、
今のランクにいるのでしょう。
(本日、6位になったと発表がありました)

あの試合だけを意識すると、負けたくないため、
大事に大事にすすめてしまうことでしょう。
おそらく「世界ナンバーワンになる!」という
目標を常に意識しているからこそ、
あそこでギアをあげて攻撃的になれて、
一気に勝負を決することができたのだと思います。

「フルスロットル」は続かない

たとえば、200メートルくらいのランレースなら、
最初からフルスロットルでいいのかもしれません。

スクリーンショット 2014 10 06 18 10 32

ただし、そのレースが10㎞だとしたら、
絶対に最後までもちませんね。
結果的には、ゆっくり走った人にも
負けてしまうことでしょう。
10㎞のレースでは、ペースを管理し、
勝負のタイミングをうかがうべきです。
フルスロットルで走り切ることはできません。

仕事や受験勉強においても、同じことが言えるでしょう。

毎日朝早くから夜遅くまで、日々の仕事に追われている。
毎日朝早くから夜遅くまで、日々の復習に追われている。

ときにはフルスロットルも必要ですが、毎日となると話は別です。

毎日フルスロットルでなければ対応できないのであれば、
それはきっとあなたにとってオーバーペースです。

ギアをあげるのは、非日常がやってきたときです。
そして、そのために余力を残しておくことが必要です。
毎日めいっぱいの状態から、ギアはあげられません。

時間の使い方をもう一度見直して、配分を調整するか、
仕事量(勉強量)を減らすか、何らかの対策が必要です。

キラークエスチョン

仕事も、受験勉強も、基本的には長期戦です。
自分自身でペースを管理できる状態が
あなたにとっての理想の状態であり、
そのペースでの闘いを選択すべきです。

そして、いつかやってくる勝負の場面で
一気にギアをあげて対応しましょう。

そんな場面で守りに入りそうなとき、
逃げ出したくなるときにはこう自問しましょう。

「その選択は、自分の目標にふさわしいかい?」

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【編集後記】
錦織選手、圧巻の2週連続優勝で
ついに世界第6位になりました。
TOP5はもうすぐそこです!

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。