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道半ば、という感じですかね。
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目次
制度改正は2つ
2018年に実施される第68回の
税理士試験から次の2つの点が
改正されることが発表されました。
① 受験手数料の値上げ
② 不合格時の情報開示
受験料については
このようになります。
わたしが初めて受験した
第48回は、何科目受けても
受験手数料は同じでした。
みんなでお互いの科目受けて
分母を増やそう、なんて
バカなことをいってました。
それが、いつからか
基礎受験料3,500円で
一科目増やすごとに
1,000円が加算される方式に。
そして、今回は基礎受験料を
4,000円に500円値上げし、
一科目ごとの追加料金も
1,000円から1,500円に
500円の値上げです。
その結果、現行と比較すると
このようになります。
(国税庁HPより)
受験者数は減少していますが
試験管理コストはそれに連動して
減少するものばかりではないので
当然の値上げでしょう。
そして、もう1つの改正がありまして、
こちらの方が注目されています。
不合格時に開示される情報が
変更になります。
不合格時の開示内容
(国税庁HPより)
改正前の開示内容
不合格者に対してはこれまで
A~Dの4段階で試験結果の
情報開示されていました。
A(50〜59点)
B(40〜49点)
C(30〜39点)
D(0〜29点)
Aという通知が来た場合には
「あと少し合格だったんだ」
Bという通知が来た場合には
「頑張りが足りなかったな」
CやDという通知の場合には
「あかん、歯が立たんかった」
こんな感じの情報開示でした。
改正後の開示内容
第68回からは総得点による
開示が行われます。
具体的にどうなるかというと、
不合格者は0〜59点の
いずれかの点数であったかが
開示されることになります。
従来は50点も59点も同じAでしたが、
これからはよりシビアな開示に
なるということです。
意味があるのか
実質的意味合い
この情報開示に意味があるのか、
これは甚だ疑問です。
模範解答の開示がない中での
総得点のみの通知では、
得点の妥当性や納得感を
得ることは難しいです。
(本当は採点済答案も・・・)
ただし、
4段階から60段階に
細分化されるので、
本試験に対する自分の
正確な立ち位置を知ると
いう意味では
悪いことではありませんね。
それよりも、合格者にこそ総得点を
伝えてほしいものです。
がんばって受かったんだから、
そこを知る悦びがあっていいはず。
道義的意味合い
ただし、この変更が行われたことに
価値を見いだすとしたら、
それはようやく試験制度が
正しい道に入り始めたのかもという
道義的な点において、です。
模範解答の開示をかたくなに拒む
理由はわかりませんが、
たとえ大きな一歩でなくても
情報開示の方向へ進んでいることは
好ましい流れです。
そもそも論として
そもそも論として申し上げると、
不合格者への点数開示って
要らないんじゃない?というのが
わたしの意見です。
わたしが初めて受験したときは
A〜Dのランク開示なんてなかったです。
だからよけいに、「要る?」って
思ってしまうのかもしれませんが。
12月半ばに届くこの情報、
いったい何に使うのでしょう?
12月となると、
次の本試験に向けて、
すでに始動している方も
多いです。
また、たった一回の本試験の
“惜しい度合い”を基準に
次の年の勉強ルートを決めるのは
まったくのナンセンスです。
不合格になった本試験を受ける前に
多くの演習問題を解いて
自分の力がどれくらいかは
自分自身がよくわかっているはず。
そして、それこそが次の年の
行動指針になるものです。
だから、別に合否の結果だけで
いいのではないかという気がします。
模範解答の開示がないのなら。
<おまけ>気になる点
理論がからっきしだったけど
計算がめちゃくちゃできて
トータルで60点を超えているとか
中にはいてると思うのですが、
本来の総得点から一定の点数を
差し引いてむりやり59点以下に
するのでしょうかね?
もしもそうするなら、
「それって開示する意味あるの?」
って感じですよね。
けど、60点オーバーで不合格とは
できないでしょうし。。。
悩ましいところです。
せめて、理論・計算ごとの点数を開示して
総得点が60点以上でも片方が〇〇点以下だと
不合格となる、みたいな開示をしてくれた方が
受験生のためになると思うのですが、、、
どうですかね、国税審議会のみなさん?
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【編集後記】
佐中の千年家。まだ桜は満開で
散る気配なしでした。
週明けに再度チャレンジです。
【昨日の一日一新】
ごろごろ、神戸2 タブロイド版購入
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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