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職場での習得に執着しないことをすすめます。
(2015 五島列島・福江島)
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目次
事務所選びは難しい
税理士試験にチャレンジされている方は
さまざまな環境にいらっしゃいます。
受験専念タイプ
仕事と並行タイプ
主婦と並行タイプ
学業と並行タイプ
大きく分けるとこんな感じかと。
税理士登録をするためには、
試験に合格するだけではダメで、
実務経験が必要となります。
すでに経験のある方は別ですが、
未経験の方は税理士登録するために
会計事務所で最低2年間の経験を
積む必要があります。
どんな事務所を選ぶべきか、
これは非常に難しいです。
実際に事務所勤めを経験し、
多くの方を周りで見てきた
立場として、一つの考えを
記します。
参考になれば幸いです。
受験と並行するなら
第一要件は時間
これは絶対に、
勉強時間を確保できる事務所です。
実務内容が自分の理想と
ズレていても、
我慢すべきです。
慢性的な残業がなく、
試験勉強にも
理解がある事務所、
こういったところを
第一要件として探すべきです。
その中で、少しでも自分の理想とする
業務内容の事務所を選べばいいんです。
理想とする業務内容の事務所で
働きながら試験に合格すれば
いちばん理想ですが、
そういう事務所は得てして忙しく
従業員の時間は犠牲にされがち。
理想とする業務内容から入ると、
思わぬしっぺ返しをくらうことも
ありますので、注意しましょう。
税理士事務所の職員として
人生を全うする決意であれば
そういう事務所を選ぶことも
よいでしょう。
しかし、税理士資格を取り、
税理士として仕事をすることが
目標であるならば、
合格を最優先すべきです。
合格の最大の敵は
時間泥棒です。
そうなる可能性のある事務所は
徹底的に敬遠しましょう。
残業なしをうたい、本当にそれを
実現している事務所もあります。
受験勉強と並行して
実務経験も積むのであれば、
そうした事務所を選ぶべきです。
リサーチは念入りに
この場合、注意点があります。
事務所のホームページや
求人募集にある内容を
鵜呑みにしてはいけません。
Facebookや
Twitterなどの
SNS上では
意外にぽろっと
真実が出てる
こともあります。
また、心ない事務所ほど、
募集時にありもしないことを
平気で書き連ねます。
「どうせ見る側もこれが
本当とは思わんやろ」とか
言っちゃってる税理士も
実際にいます。
(けしからんことです)
気をつけてくださいね。
じゃあ、どうすればいいか。
実際に夕方にその付近を訪れ、
事務所の電気が消えているか、
数回にわたって確認しましょう。
そうすれば、ある程度のリズムは
うかがい知ることができます。
一度就職してから、
「あ、ちがった」と
なっても、その後の
就職活動での印象
などを考えると、
なかなかすぐには
辞めにくいです。
事前リサーチに
やりすぎはありません。
幹部は遅いけど、
新人は早く帰れる。
こんな事務所も要注意です。
大きな企業だと、
幹部クラスに
昇格するのに
10年以上要しますが、
ほどほどの規模の
会計事務所だと
あっという間に
幹部クラスです。
気がつけば、
時間がない生活に
陥りかねません。
幹部クラスが
早く帰ってないなら、
ちょっとあやしい。
受験を終えてから働くなら
ロールモデルの近くに
一方、受験を終えてから就職する場合には
“こうなりたい”と思える税理士のもとで
働くことをオススメします。
人は見たことのないものを
想像することは難しいです。
近くに目標となる人がいれば、
その人を通じて、
その人を取り巻く環境を
垣間見ることができます。
そして、その姿と自分のギャップを知り、
そのギャップを埋めるために
何をすべきか、を自問し、
それが成長要素となります。
政治家には、秘書やかばん持ちを
経験している人がいますが、
一緒に動くことで自分では
見ることができない景色を
見る機会を得ることに
その価値があるのでしょう。
次に優先すべきが業務内容
次に重視すべきが業務内容でしょう。
相続に特化しているとか、
組織再編に強いなど、
明確に業務特化している
事務所もあります。
そうした業務に興味があれば、
その道の専門家の元で学ぶことに
意味はあるでしょう。
最後に
独立を考えるなら
小規模な事務所で
全体の流れを
掴んでおくのがよい。
このようによく言われます。
たしかにそうした
側面はありますし、
わたし自身も、
個人経営の事務所で
多くのことを学びました。
しかし、大手事務所であれば
知りえたことを知らずに
来ているでしょうし、
大手事務所で培ったことを
武器に独立・活躍している
人もたくさんいます。
つまり、独立を想定したとして
小規模な事務所での経験は
プラスになるが、
それは大手事務所の経験に
優るとか劣るといった
類いのものではありません。
大手には大手の良さがあり、
それもまた独立時に
自分を助けてくれるでしょう。
だったら両方経験しよう。
それもいいと思います。
ただ、独立しないと
気づけないことも
たくさんあります。
両方を回っていると
そこに気づくのが
遅くなります。
だから、独立前の勤務に
100%を求めるのは
やめておきましょう。
それよりも、
どんな職場に所属していても
世の中にアンテナを立てて
職場に限定されない
広いフィールドから
たくさんの情報を見聞きし、
実際に試行してみて、
自らの血肉としておく
ことが大切です。
そうした血肉を
補充することなく、
コンパに明け暮れた
アラサー時代を
過ごした経験から、
それをみなさんには
ものすごく伝えたいです。
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【編集後記】
カレー作りの新兵器が
本日届きました。
うまくいくか、
不安と楽しみが
入り交じってます(^^;)
【昨日の一日一新】
十番 ホルモンうどん
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■ 石田修朗税理士事務所HP
開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所
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石田 修朗
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