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木曜日は税理士受験シリーズです。本日は良書の紹介。

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資格試験に合格したい人は必読

積読状態の中から引っ張り出してきたこちらの本は、
会計系での最難関試験である公認会計士試験を
大学在学中に突破した尾崎智史さんの著書です。

井ノ上先生がブログで紹介されていてこの本を
知ったのですが、私と同じくTAC(といっても
地域も講座も違いますが・・・)で講師を
されている方でした。

書かれている内容はまさに正論といえるものです。

こういった類いの本にウルトラCを期待されている方も
一定数いらっしゃると思いますが、書いてありません。
というか、資格試験にウルトラCはありません。
本書でも明言「受験勉強にウルトラCは存在しません!!」

正論過ぎてぐうの音も出ません(^^;)

ですので、そういったことは期待しないでください。
ただし、資格の勉強に役に立つ情報が
この本にはたくさん詰まっていました。

勉強の結果は「量と質」で決まる

成績が伸びない原因には大きく2つあると思います。
一つは、勉強時間が圧倒的に足りていないこと。
もう一つは、勉強する方向が誤っていること。

そのとおり、正論すぎですね。

そして、こちらの本では「量と質」を高めるために、
単なるテクニック論ではなく、勉強に対する思考
(本書ではOSと表現されています)について
様々な角度から働きかけられています。

各章の構成はこちら。

第1章 合格のためのメンタル術

01 資格を取りたいと思った瞬間をメモする

どの理由にしても、資格を取ろうと決めた瞬間があるはずで、
そのときが最もモチベーションが高まっている瞬間です。
そのときの思いを、ぜひノートに記しておきましょう。

これは知っておきたかった・・・。
私自身、受験勉強をしていく中で、明らかに
モチベーションが下がった瞬間があります。
瞬間というか、働き出した年です。
その年は、仕事を始めたことを言い訳にして
受験勉強をおろそかにしてしまいました。
今でも、その1年は自分の弱さを露呈した
恥ずかしい1年だったと後悔しています。

第2章 合格のための時間術

19 その日1日分の時間割をつくる

きちんと時間割をつくって、どの時間にどの作業をするかを
あらかじめ決めておけば、あとはそのとおりに実行するだけです。
時間割がないから時間の使い方がルーズになってしまうのです。

前にこちらのブログでも同じような内容を記事にしました。
自分自身の手で「計画表(時間割)」をつくって、
それを淡々とこなしていきましょう。
本書では、どのような時間割をつくればよいのかということに
ついても記述があり、たいへん興味深かったです。

第3章 合格のための勉強術

37 間違えた原因を徹底的に追求すること

中途半端な振り返りではダメです。
同じ問題は二度と間違えてはいけない!と
いうくらいの意識で、徹底的に間違えた
原因を考えましょう。

間違えたということは、その問題に対する知識が
不足していたか、問題を読み違えたか、いずれかです。
いずれであったとしても、本番でなくてよかったんです。
本番でやってしまうことがいけないんです。
なら、その問題をこれからは確実にモノにしたいです。
徹底的に振り返り、原因究明をすることで、
自ずと失点が記憶に残り、繰り返さなくなります。

第4章 直前期を乗り切る技術

56 一週間前に準備が終わるような計画を立てる

何があるか分からない。急に体調を崩すかもしれないし、
身内の不幸があるかもしれない。何があっても大丈夫な
ように、1週間前に照準を定めて計画を立てていたのです。

今から10年くらい前にずば抜けて優秀な生徒さんが
いたのですが、その方は7月くらいになると
「明日試験でもいいですわ〜」って言ってましたね。
こんな状況に持っていきたいもんです。

第5章 70点で受かる人、69点で落ちる人

89 自分に厳しい人、甘い人

試験勉強において「まあいっか」は現金です。
いかに「まあいっか」を無くしていけるか。
これが試験の合否に少なからず影響します。

本番までのすべての試験は100点を目指しましょう。
そのうえで、失点箇所を徹底的に洗うことで
驚くほど点数が伸びます。
最初から70点でいいや、と思っていると、
失点箇所への力の入れ具合がちがってきます。
それが大きな差を生むと、私は思っています。

おわりに

今回は、各章ごとに1タイトルをピックアップして
紹介しました。
本書は、全92タイトルで構成されています。

ところどころでイメージしやすい図やグラフが
挿入されており、「うんうん」とうなずきながら、
二時間もあれば読破できました。

これから勉強を始める人や、現在進行形の方はもちろん、
受験指導されている方や親御さんにもおすすめの一冊です!

ではでは。

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【編集後記】

数日前から花粉症の症状が出てきました。
ついに本格到来ですね。
事務所のティッシュを1ランクあげて、
事態の対応にあたります。

【一日一新】 ※前日のものを公開

スクラビングバブル ガラスクリーナーで床拭き

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。