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世界遺産にはブランド価値がありますが、認定という仕組みは受け身です。
観光客を呼ぶためには自ら仕掛けることも必要です。

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最強ブランド「世界遺産」

観光地にとって、最も強いブランド力を発揮するのは
「世界遺産への登録」でしょう。

私が生まれ育った町にも、世界遺産があります。
1993年文化遺産登録『姫路城』(別名「白鷺城」)

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平成21年から大修理に入り、内部登閣ができなくなり、
一時期は観光客が減った印象がありましたが、
今年はNHKの大河ドラマ「黒田官兵衛」効果もあり、
連日大勢の人が訪れています。
今はまだ外観を楽しむことしかできませんが、
平成27年3月27日に内部登閣再開となります。
ぜひ一度お越しください。

2014年8月現在、日本には18の世界文化・自然遺産があります。
とくに意識していたわけではありませんが、
振り返ってみると、すでに9カ所訪れています。

最近訪れたのは白川郷の合掌造り集落

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私には世界遺産を制覇しようという目標はありませんでした。
が、初めての土地を訪れる際に、世界遺産を無意識的に
意識して、足を運んでいたのでしょう。

メディアからのブレイク『竹田城』

世界遺産といった認定とは無関係にブレイクした観光地が兵庫県にあります。
“東洋のマチュピチュ”こと『竹田城』です。
映画のロケでたびたび使われ、各種旅番組などで紹介され、
GoogleのCMで一気にブレイクした感があります。
雲海に浮かぶ姿が「一度は見たい絶景」としてFacebookや
Twitterで流れてくることも非常に多いです。

実はここは私の両親がとても気に入っている場所で、
幼少期から何度も訪れています。
当時は誰もいない山上の城跡に連れて行かれ、
とくに楽しかった記憶はありませんが、
家族4人で独占していたことはしっかり憶えています。
本当に観光客がまばらでした。

ちなみにこれは2010年1月の写真です。

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残雪はありますが人はほとんどいません。

それが今や入場制限がかかる程になっているのですから、
メディアの力も本当に大きいです。

トップダウンによる情報伝播手段であるマスメディアと、
“リツイート”や“いいね!”など「共感」されることで
一気に情報が拡散するソーシャルメディアが相互に
影響し、このような状況変化を生んだといえるでしょう。

“Or”ではなく、“And”

情報の受取手段は確実にソーシャルメディアに傾いています。
「共感」を得ることでの情報伝播のスピードと拡散力は革命的です。
しかし、情報の深さにおいては(ブログやHPも含めた)
トップダウン形式のメディアに優位性があることも事実です。

いずれか一方ですべてをこなすことはできません。
自らの狙いをしっかりと分析して、両者を巧みに使い分け、
それらをつなぎ合わせることが必要でしょう。
(コンテンツに魅力が必要なのはもちろんですが・・・)

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【編集後記】
NYでは連日熱戦が続いています。
昨日は伊達選手が、今日は土居選手が
元世界一位の強敵に惜敗しました。
ほんとに惜しい負け方です。
残っている日本人選手に
期待しましょう。

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。