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遅れがちな税理士受験生に実践して欲しい年末年始の過ごし方について書き綴ります。

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誘いに乗る・乗らないの基準を作りましょう

忘年会などの予定がどんどん入りがちな年末年始に向けて、
フリー日(フリー時間)をあらかじめ設定しておきましょう。

その日(時間)にずばり入ってきた予定は“積極参加”
その枠から外れているお誘いは“ごめんなさい、また今度”

誘われてから考えるようにすると、要領をかまそうとする人は
「ま、年に一回やし、その分どっかでとりかえせばいいか」と考え、
気がつけば連夜の年忘れ&ウエルカム新年で暴飲暴食(+_+)

なぜ、こう言い切れるのか?
受験を始めたばかりの私がそうだったからです。
何年か経って、気づきました。

「忘年会って、毎年あるやん。毎年やってくるやん」

税理士試験が毎年やってくるのはイヤです。
早く終わらせたいですよね?

人が一日で持つ時間は誰しも24時間、
一年で持つ日数は365日です。

大切に大切に、考えに考えて、使いましょう。

そのためにも、(特に流されやすい人は)
フリー日(フリー時間)を
あらかじめ設定しておくべきです。

フリーはどれくらい設定していいのか?

私のクラスの受講生には、毎週欠かさず、
翌週の生活計画シートを作成いただいています。
計画シートは作りっぱなしではなく、それを見直し、
自身の学習に必要な時間や、理論・計算の学習時間最適比率を
出せるようにトレーニングしてもらっていますね。
それを活用して、年末年始でカバーしたい理論と
計算問題に費やす時間の目安を立てましょう。
それにかかる時間以外はフリーでオッケーです。

生活計画シートを作成していない人の中には、
どれくらいの時間を学習に費やせばいいか、
把握できていない方もいらっしゃいますよね。

その場合は、(おおよその予想で)やるべきことに
かかるであろう時間を計算し、その1.2倍を準備し、
それ以外をフリーに設定してはいかがでしょう。

そして、12月28日あたりで、微調整してみましょう。

またとないチャンスを活かそう

年末年始は講義が休みですし、仕事が休みの方も多いでしょう。
年内の学習内容の復習に時間を割く絶好のチャンスです。

いうまでもなく、税理士試験は競争試験です。
本試験において満点を取る必要はありません。
60点取ったら誰でも合格というわけでもありません。
全受験生の中から、上位10〜15%の人だけが
合格を勝ち取ることができます。
つまり、“他の受験生よりもできる”ことが重要です。

みんなが走っているときに走るよりも、
みんなが歩いているときに走った方が、
追いつくことも差をつけることも簡単です。

私のこれまでの講師生活の経験上、
この時期に遅れを取り戻す方は皆無です。
休み明けに「おぉ、変わったなぁ」と
驚かされることはほとんどありません。
10人に1人どころか、20人に1人も、、、
確率でいえば、5%以下です。

多くの受験生は、年末までの成績優劣のまま、
年明けを迎え、GWを迎えます。
だからこそ、この年末年始はチャンスなんです。

“自分は違う、1年で合格を勝ち取る”
初詣でもしそれをお願いするなら、
まず、初詣までにやるべきことを
やっておきましょう。

神様はその頑張りをきっと見てくれています。

遅れがちな人にお薦めの学習方法

問題を解いていて、間違いが続くと
テンションが下がってしまいます。
問題を解くのがいやになります。

ですので、理論も計算も遅れているなぁ、という人は
まず計算を徹底的に練習しましょう。
理論は(しんどいけど)あとで覚えても何とかなります。
計算はあとでまとめてこなすことはムリですし、
とりあえず計算問題が解けていたら、
毎回のミニテストでつらい思いをしなくて済みます。

テキストの内容確認はもちろんのこと、多くの問題に触れ、
出題パターンを自分のものにしていきましょう。

正直なところ、計算問題の出題パターンの数はしれています。
ひらめき力に頼る必要はありません。
本試験は、どこかで経験した問題の組み合わせです。
各論点について、しっかりと問題を解き、
解答手順を体にたたき込んでください。

テキストをただ読むだけでは力はつきません。
問題を意識してテキストを読む必要があります。
そのためには、問題を経験していなければなりません。

たくさんの問題に触れ、そして、何度も触れ、
目を閉じてもフレーズが出てくるようになりましょう。

「答え」が出てくるのではなく、「問題のフレーズ」が
まぶたに浮かぶくらい、やりきることが大切です。

税理士の井ノ上さんがブログである本を紹介されていました。

「問題集が主、テキストは従」というスタンスだそうです。
(私はまだこの本を読んでいません)

これは、とくに理論の勉強で特にお薦めです。

財務諸表論のTAC受験生の方は、ポイントチェックという
小冊子がありますよね?あれで、問題を意識しながら、
“基本論点”を理解し、覚えていきましょう。

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【編集後記】

税理士試験の結果発表がもう
すぐそこまでやってきていますね。
合格率はどうなっているのか、
気になるところです・・・。

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。