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この国の税制はそんなにキツいのでしょうか。

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目次
半分税金となる年収はいくら
「日本だと稼げば稼ぐほど税金取られる」
 「半分税金で持っていかれる」
 といったぼやきが年間を通じて
 もっとも多くなるのがこの時期。
実際にサラリーマンの方で
 いくらくらいの年収があれば
 50%も納税することになるのか
 計算してみました。
年収1億4,400万円。
 月収1,200万円です。
サラリーマンが負担する税金
サラリーマンが負担する税金は
 「所得税」と「住民税」です。
まずは、各税金の税率構造を
 確認していきます。
所得税の税率構造
所得税は累進課税という
 仕組みを採用しています。
稼ぎが大きくなればなるほど
 高い税率が課される仕組みで、
 課税対象額によって適用される
 税率がことなります。
税率表はこちら。

累進課税の仕組みはこちらも参考に。
住民税の税率構造
住民税はシンプルに一律10%です。
均等割とか調整控除とか
 細かい調整はありますが
 今回の論点に影響は僅少なので
 割愛します。
今回計算したモデルケースの設定
奥さんは専業主婦。
 子どもはすでに自立。
 会社の社会保険に加入。
 一般的な生命保険と医療介護保険に
 年間20万円ずつ支払っていて、
 自宅の地震保険料は年3万円。
こんな設定で計算しました。
50%もの負担となると
 配偶者控除はありません。
協会けんぽの社会保険は
 健康保険、厚生年金、
 いずれもマックス。
 年間1,654,000円ほど。
 (介護保険料含む)
きっと役員待遇でしょうから
 雇用保険はなし。
これでいくと、上記のとおり
 月収1,200万円、年収1億4,400万円で
 ほぼ50%、約7,200万円の税負担です。
ちなみに年収6,000万円で
 43%くらいの約2,600万円。
個人事業で稼いでいる方は
 「事業税」という税金が
 追加でかかってきますので
 もう少し負担は重くなります。
その分、経費が認められる幅も
 大きくなるので有利不利とかを
 考えても意味はないかと。
そして、これくらいの税金負担になる前に
 中小企業の経営者であれば
 「小規模企業共済」に加入しましょう。
あれは掛金がすべて税金の対象額から
 マイナスできて、一定期間かけていれば
 全額以上戻ってくることにもなり、
 さらに戻ってきた収入に対する税金は
 かなり優遇されるという素晴らしい制度です。
掛けている年数がものをいうので
 少額でもいいので早めに始めることを
 オススメしています。
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【編集後記】
 昨日の姫路は予想だにしていなかった
 あたり一面の銀世界に。
 朝から朝来市に写真撮りに行く予定を
 急遽変更して、姫路城周りを散策。
 人気スポットは激混みだったので
 静かな場所でゆっくり撮影。
 スピードライト(ストロボ)の
 デビューとあっていろいろ戸惑いつつ
 なんとか雪らしい玉ぼけもできました。
【昨日の一日一新】
 GODOX TT685F
 冠雪の姫路城撮影
 冠雪の竹田城撮影
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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