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経営計画書、大切にしまいこんでいては意味がありません。

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経営計画の活用法

経営計画書を作成するセミナーなんかは
世の中にたくさんあります。

したがって、一度は作成したことがある
経営者の方も多いことでしょう。

しかし、作成したことがあっても、
上手く活用できず、いつの間にか
作成すること自体をやめてしまう。

このような事例は少なくありません。

経営計画書の活用場面はさまざまありますが、
まず一番身近なところで活用しましょう。

毎朝チェックする

5年間の計画書(『中期経営計画書』)を
作成したら、その初年度について
月別の計画書(『単年度経営計画書』)を
作成します。

その『単年度経営計画書』を
毎朝一回、目を通すことです。

毎朝のチェックすべきは、
預金残高と損益項目です。

目標預金額に対して現状がどうなのか、
予定経費(予算)に対して現状がどうなのか、

これを毎日確認しましょう。

そうすれば、やるべきことや
やらざるべきことが見えてきます。

この、毎日の“漆塗り”こそが大切です。

“漆塗り”することが大切

人は「なるほど!!」と腑に落ちた瞬間、
それが自分にすり込まれたと感じますが、
実際にはその時点から忘却が始まります。

軽視しているわけではないんです。

しかし、日々緊急性の高い事柄が出てくると、
いつのまにか2週間前に感じたことや
1ヶ月前に感じたことの温度感は失われます。

それは仕方のないことです。

だからこそ、毎日の漆塗りが必要なんです。

毎日毎日漆塗りをすることで、
自身の計画を作成したときに
想定した損益目標や、預金残高を
常に新鮮に記憶し直します。

これをすることで日々の意思決定において
瞬時に(経営計画に対する)正しい判断を
行うことができるようになります。

人が判断を誤るかどうか、それは
判断基準を持っているかどうかに
大きく依存します。

ポイントは予算のやりくり

決算を迎えたときに「思ったよりも
経費がたくさんかかったなー」という
経験がある経営者は少なくないでしょう。

経費はおさえればいいというものではありません。

必要な経費はしっかりとかけなければいけません。

しかし、それらは全て経営者において
コントロール(制御)されて
いなければいけないのです。

ある経費項目について予算をオーバーしそうなら
その経費の必要性を再考するとともに、
必要であれば、他の経費項目から
予算を持ってくることが必要です。

そうしなければ、結果的に
「必要な経費だったから予算オーバーでも
しかたない」が連続し、結果的に
目標利益・キャッシュが達成できません。

その、最終結果については
ルーズになってはいけないのです。

他の経費項目から予算を持ってくることで
必要な経費に投資をしつつ、最終結果を
達成することができるのです。

経営計画を作成していなければ、
予算を持ってくるという発想は
成り立ちません。

そして、引き出しに入りっぱなしの
経営計画書では、いざというときに
即断即決ができません。

即断即決ができないのであれば、
経営に役立っているとは言えませんよね。

だからこそ、毎朝一回見る習慣をつけて、
自身の計画(予算)を徹底的に
頭に叩き込んでいきましょう。

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【編集後記】
昨日は兵庫県立国見の森公園に
行ってきました。
ここにはモノレールがあり、38度も
ある急斜面を登っていきます。
ケーブルカーかな、と思いましたが、
ケーブルで引っ張るのではなく、
線路にギアが刻まれていて、
そこにモーターのギアを引っかけて
登っていく仕組みです。
乗り物好きの子どもに大人気なうえに
親のお財布にも優しいです。
この施設、全体が無料なんです。
モノレールも無料。オススメですよ。
ちなみに登った先には芝生広場があり、
小さな子どもは十分楽しめる施設です。

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【昨日の一日一新】
兵庫県立国見の森公園

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■ 石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。